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アルバイトに行くのが憂鬱になる。働くとは一体何か。
NPOだっぴでは、様々な学校からのインターンシップを受け入れています。今回は、就実大学のインターン生・三嵜くんが、進路探究メディア「生き方百科」から役立つ考え方やマインドセットを援用して、本記事を作成しました。
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はじめに
大学生になるとバイトを始める人がほとんど。アルバイトに行くことに憂鬱になったり、人間関係をうまくやっていくことに悩みを抱えている大学生は少なくないと思います。そこで、
アルバイトに対してより前向きな見方ができないか
と思い、生き方百科の記事「地下足袋を現代のライフスタイルに変換させる、100年企業の挑戦」を参照しながら、文章を書きます!
働くとはどういうことか
アルバイトで仕事が忙しすぎて辛い、業務を覚えられなくて辛い、失敗してしまって辛い、すべて私たちが思ってきたことです。「怒られるかも」「失敗するかも」と考えるとバイトに行くにも億劫になるものですよね。
少し見方を変えるだけで、やりがいに変えられるのかもしれません。やりがいは人それぞれですが、「生き方百科」で紹介している地下足袋の制作会社、株式会社丸五の波止さんは働くことを次のように考えているそうです。
波止さん:「遊びですね。仕事しないと生活できないし、仕事をすることは大人として僕は当たり前のことだと思っているので。だからこそ、仕事はやっぱり楽しくないと仕事じゃないと思うので、それを自分がどう楽しめるかっていうことだと思うんですよ。楽しめてるかどうかだと思うので、だから「遊び」。遊びの一部として仕事を楽しめたらいいなと思ってます。」
波止さんの仕事エピソード
波止さんは大学生の頃、土木関係の仕事を目指し、勉強をされていたそうです。橋を作る会社に就職したものの、自分には合っていないと感じ、ゼネコンの会社に就職したそうです。
そこで、鳥取県で地盤を強化する工事の現場監督に就任しました。やはり、工事をするわけですから、道路状況なども混雑し、最初は苦情がでたそうです。ですが、鳥取で地震が起きた時、工事のおかげで工事していた200m区画は地盤沈下せずに済んだらしいんです!そこからは地元の方にたくさんの感謝の言葉をいただいたそうです。たくさんのアイスクリームやスイカを添えて、、、
その日を境に、僕たちがやってる仕事は役に立っているというプライドに改めて気づかされたそうです。「もっと楽しく仕事せんといかんな」と気づいてからは、やってることには全て意味があって、しんどいことにも意味があって、それによって笑顔になる人たちがいるということを感じながら仕事した方が楽しいんじゃないかと考え始めたそうです。
いまの地下足袋を作る仕事でもお客様から「本当に履きやすかったわ!」といわれると、「やっぱりやってて良かったな」と思えるそうで、それをやりがいに仕事をしているそうです。
アルバイトにどう生かすか
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今回学んだことは、誰かからの「感謝」をやりがいに仕事をするということです。私は飲食でアルバイトしているのですが、「おいしかった!」や「ありがとう!」と笑顔でいってくれると本当に幸せな気分になれます。それだけで、「次からはもっと笑顔で接客してみよう」と思えたり、「お客様に喜んでもらいたい」と感じるようになりました。
私はアルバイトや仕事のやりがいは、人と人とが思いやる連鎖から生まれる「感謝」だと考えます。その「感謝」を受け取るために、まずは自分から誰かに思いやりを譲渡することが大切なのだと気付きました。
さいごに
アルバイトをしていると、苦しいと思うことや辞めたいと思うことは必ず一度はあります。しかし、「感謝」をもらうことでそんな悩みはどうでもよくなるくらいうれしくなれるんです!
単なる作業としてアルバイトを見るのではなく、誰かに「感謝」してもらうことを目的に働いてみることが大切だと考えます。
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