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2020年の活動を振り返って

皆さん、2020年も私たちNPOだっぴを応援してくださり、ありがとうございました。

コロナウイルス感染拡大によって、これまでの日常が変化していく中、だっぴの活動においても変化と試行錯誤を要する1年となりました。

しかし、その試行錯誤の中で見えてきたものもありました。

オンラインの対話活動

新語・流行語大賞にもノミネートされた「オンライン○○」が広がる中、だっぴの活動もまた、オンラインでの展開を実験しました。

1つは、中高生・大学生・大人の参加者全員がオンライン参加のだっぴ。

身体性の薄いオンラインでの対話は、リアルのそれとは少し性質が異なり、代替するものではなかったですが、別の機能としての良い特徴もありました。

・コミュニケーションの間合いがリアルと異なる
・ので、リアルよりも緊張しにくいかも?
・発言が聞き取りやすい
・視覚情報(スライド)が見やすい

もう1つは、中学生は同じ会場に、大学生と大人はオンラインで参加するというパターン。こちらはレポートにまとめました。


情報発信の強化

だっぴが何をしているのか、noteやインスタグラムでの情報発信を強化しました。

だっぴに関わった学生たちが、「通過点としてのだっぴ」をどのように振り返っているのか、彼らの声をまとめました。

また、だっぴの活動報告も簡単にですが、月ごとにまとめました。

インスタグラムでは、学生たちがライブ配信を行い、どんな思いをもった人たちがどんなことをしているのか、そのリアルを伝えています!


改めて考える、だっぴの本質。

コロナ禍において、「考える時間が増えた」という人も多いですね。だっぴについても、私たちの本質的な価値は何なのか、スタッフたちで対話しました。

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安心安全な空間での、異なる他者との対話。

自分のことを表現してよい、お互いの表現が受容されやすい空間づくりのうえに成り立つ、異なる他者との対話。お互いの世界に触れて、違いを知り、視野を広げるコミュニケーションは大切な学びだと思えます。

地域のコミュニティ、つながりを耕す。

だっぴを通して地域の大人が学校に関わり、それによってつながりが再編集されていく可能性があると感じています。地域の人たちに「教育の関わりしろ」をつくり、その大人たちのつながり(コミュニティ)ができていくことで、地域の教育を豊かにすることに寄与できるのではないかと思っています。


2020年、ありがとうございました。

人と接するプログラムを提供している私たちにとって、人との接触がしにくくなる世界での試行錯誤は、常に問いとともにある状態だったと思います。

しかし、よくよく考えれば、(コロナとは関係なく)私たちはいつも何かしらの問いとともにあり、自分たちで正解をつくっていくことこそが、人生を開拓していくということだと思います。

その問いは人によって千差万別で、だっぴのプログラムは、対話の中でその人が対峙してきた問いを紐解いていくことで、様々な生き方を若者に届けています。

変化する世界の中で、私たちだっぴの役割や期待についても、変わっていくこと・変わらないことがあるかと思います。私たちは皆さんとの対話を続けながら、岡山の教育がより豊かになることに貢献していきたいと考えます。

そして来る年が、皆さんにとって、健やかで、新たな希望につながる一年なることを、心よりお祈り申し上げます。

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