【NPO法人ある】設立までの歩み
NPO法人あるは、2023年12月19日に設立されました。
法人設立までの歩みをざっくりと振り返りたいと思います。
2023年6月頃 団体ができたきっかけ
私たちは、とある就労支援施設で出会った仲間でしたが、その就労支援施設が、経営上の理由により閉鎖されることになりました。「3ヶ月後に閉鎖」と告知された私たちは、途方に暮れました……。
なぜなら、これまで努力して継続してきた就労への取り組みがすべてストップしてしまうだけでなく、毎日通っていた居場所を失い、仲間と集まる時間もなくなってしまうからです。その喪失感は大きなものでした。
しかし、いつまでも立ち止まってはいられない。
ということで、「自分にとって居心地の良い居場所やはたらきかたを自分たちで探してみようか」と集まったのが【NPO法人ある】の始まりです。
そして、団体としてのあり方を模索していく中で、NPO法人としての設立を目指し、動き始めました。
2023年6月頃~ セルフケア活動を開始
法人設立に向けて準備するのと並行して、私たちは、セルフケアの活動を行ってきました。
主な活動は次の3つです。
散歩(週1回)
ヨガ(月1回)
オンラインイベント(不定期)
【散歩】
「一人では外出に困難さがあるメンバーさんの行動療法」と、「運動不足のメンバーの運動の機会」「外出へのモチベーション」「他者との会話の機会」などなどのニーズが合致し、行っています。
【ヨガ】
有馬病院のヨガプログラムと連携し、マインドフルネス・ムーブメントを取り入れたヨガを、講師の先生に教えていただく形で行っています。
【オンラインイベント】
・読書会(ビブリオバトル)※「それから、これから」さんとの共催
・当事者研究のグループワーク
・オンラインの居場所づくりとして、コワーク・スペースを開放
2023年9月~ 法人設立に向けて事務手続き
会議、登記にまつわる書類作成、法務局での手続き、などなど。
2023年12月19日
NPO法人ある 設立。
今後は、「当事者のニーズから出発する就労支援」として「非支援」と「支援」という「居場所・環境」の多様性を当事者と一緒に考えたり、地域の中に提案したり、作ったりできたらいいなと考えています。
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