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オーガズム(イク)ってなに?

イケる、イケない。
多くの人が話しているけど、意外と知らない「そもそもイク(オーガズム)」ってなに?という話をします。
今回は、医学的なデータから心理的な要因まで、オーガズムにまつわるすべてを分かりやすく解説します。


こんにちは、NPO法人SAYi代表理事の佐藤きよたかです☺



1. オーガズム(イク)とは?

オーガズムは、性的興奮の最高潮に達した瞬間のことを指します。
このとき、体の中では次のようなことが起こっています。

①骨盤周辺の筋肉がリズミカルに収縮
性器周辺や骨盤底筋が特有のリズムで動き、強い快感を生み出します。

②幸福感や安心感を引き起こすホルモン(オキシトシンやエンドルフィン)が大量に分泌される
これにより、性的行為後の満足感や親密感が高まります。

③心拍数や血圧が一時的に上昇し、その後急速にリラックス状態へ
身体が興奮から解放される感覚は、深い安堵感をもたらします。

これらが組み合わさり、体と心に特別な快感をもたらします。



2. オーガズムの種類と割合

オーガズムには大きく分けて、クリトリス刺激(外イキ)と膣内刺激(中イキ)があります。それぞれの割合は以下の通りです。

①外イキ(クリトリス刺激)

  • 女性の60~70%がクリトリス刺激によるオーガズムを経験。

  • クリトリスは約8,000本の神経が集まる非常に敏感な部位で、直接的な刺激が快感を引き起こしやすいポイントです。

②中イキ(膣内刺激)

  • 女性の約25~30%が膣内刺激のみでオーガズムを経験。

  • 膣内オーガズムも、クリトリスの根元部分への間接的な刺激が菅駅していることが多いです。

③両方の刺激によるオーガズム

  • クリトリスと膣内を同時に刺激することでオーガズムに達しやすい女性も多くいます。

個人差について

オーガズムには個人差が大きく、波の大きさや感じ方も人それぞれです。
大きく頭の中が真っ白になるような強烈なオーガズムを経験する人もいれば、穏やかで心地よい感覚が広がるタイプのオーガズムを感じる人もいます。
また、一度きりのオーガズムで終わる人もいれば、断続的に何度もオーガズムを経験できる人もいます。

断続的に複数回のオーガズムを経験できる女性の割合は約14%と報告されています。



3. 年齢とオーガズムの関係

日本家族計画協会の「JEX JAPAN SEX SURVEY 2020」によれば、直近1年間で性行為を経験した女性のオーガズム経験率は以下の通りです:

  • 20代: 71.3%

  • 30代: 77.8%

  • 40代: 88.4%

  • 50代: 84.9%

  • 60代: 99.2%

この結果から、年齢を重ねるにつれてオーガズムを経験する割合が高まる傾向が見られます。自分のカラダの理解パートナーとのコミュニケーションの向上が影響していると考えられます。



4. オーガズムに達しやすい女性の特徴

クリトリスへの刺激の重要性

膣内刺激だけでオーガズムを感じる女性は少数派で、多くの女性がクリトリス刺激を必要としています。

心理的安定と自信

自分の体への自信がある女性は、オーガズムに達しやすい傾向があります。

パートナーとのコミュニケーション

自分の好みや感覚を率直に伝えることができる関係性は、性的な満足度を大きく向上させます。
「こうしてほしい」という相手に巡り合えている場合は満足できる可能性が高いですね!



5. プレッシャーが逆効果になる理由

「イキそう?」「気持ちいい?」などの問いかけや、「早くイカせたい」というパートナーの焦りは、女性にとって大きなプレッシャーです。
このプレッシャーは以下のように逆効果をもたらします。

  • 交感神経が優位に
    焦りや緊張が交感神経を刺激し、リラックス状態が妨げられるため、オーガズムに達しにくくなります。

  • 自分の感覚への集中できなくなる。
    プレッシャーを感じると、快感よりも「はやくしないと」「どうしよう」「もうしわけない」という不安が先立ちます。

自分だとイケるけど相手だとイケない理由

自分でなら問題なくオーガズムに達するのに、相手との性行為ではイケない、という女性は少なくありません。
この現象の背景には、プレッシャーや心理的な要因が大きく関係しています。

プレッシャーの影響

  • 「相手を満足させたい」という気持ちや、「期待に応えなければいけない」というプレッシャーがストレスとなり、性的興奮を妨げることがあります。

  • 「相手のペースに合わせなきゃ」と思うことで、自分自身の快感に集中できなくなる場合もあります。

リラックスの重要性

一人での時間では、完全に自分のペースで心地よさを追求できますが、相手がいるとどうしても「相手の期待や反応」が気になり、緊張や焦りを感じやすくなります。このため、リラックスして快感に集中するのが難しくなるのです。


6. リラックスの鍵:マッサージの重要性

オーガズムに達するための最重要要素はリラックス
そのため、マッサージは非常に効果的です。

マッサージがもたらす効果

  1. 筋肉の緊張をほぐす
    性的快感を感じやすい状態を作るには、身体の緊張を解くことが不可欠です。

  2. 血流を促進
    血流が良くなることで、性感度が高まり、オーガズムに達しやすくなります。

  3. リラックス効果
    心地よい触覚刺激は、副交感神経を活性化し、体をリラックス状態に導きます。

実践方法

  • 全身マッサージ
    肩や背中の緊張をほぐし、体全体をリラックスさせます。

  • 骨盤周りのマッサージ
    骨盤周辺の筋肉を軽くほぐすことで、性的感度が高まります。

  • アロマや音楽を活用
    心地よい香り音楽を取り入れると、さらにリラックス効果がアップします。

  • 照明
    恥ずかしさも集中力を下げる要因。できるだけ暗く、照明を落として


7. 結論:まずは安心とリラックスを大切に

オーガズムに達するためには、リラックスと安心感が何よりも大切です。「イカせたい」「イキたい」という焦りは逆効果。まずは、性行為そのものを楽しむことに集中しましょう。

心地よい環境を整え、無理に達成しようとせず、自分の感覚相手との時間を大切にすることで、自然とオーガズムに近づくはずです。

最後に一言…
「焦らず、楽しむことを忘れずに。心地よいリズムで、リラックスした時間を過ごしてくださいね✨」

【NPO法人SAYi 代表理事 佐藤きよたか】

・イギリス、ロンドン大学卒/元外務省外交官・国際マッサージ資格セラピスト/2023年法人設立

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