「境を越えて通信」Vol.36-2022年7月号-
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読書バリアフリー法について
先月号で取り上げた”サピエ図書館”。
ALS当事者の方からの相談で、本を読むことが難しくなってきたときの対処法としてご紹介させていただきました。
今回は、その続編として2019年6月に成立したばかりの「読書バリアフリー法」について少し関わっている方からお伺いできましたので、ご紹介していきたいと思います。
正式名称は、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」で、通称「読書バリアフリー法」と呼ばれているようです。
Q、ざっくり言うとどんな法律?
障がいの有無に関わらず、誰もが読書ができるように、読書の恩恵を受けることができるようにするための法律のようです。先月号でお伝えしたサピエ図書館は世界中の本や冊子が音で楽しめるもので、その先駆けになっているようです。
Q、紙ベースの本は全て音になるということ?
“障がいの有無に関わらず、誰もが読書ができる”というところが大事で、音だけではなく、点字はもちろん、文字を拡大したものの入手も可能になるようです。
Q、最初からデジタルの本はどんなことが変わるの?
音声での読み上げはもちろん、アプリなども活用しながら拡大したり、色を変えたり、その人が読みやすい状態での提示がされていくようです。
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ただ、策定されたとはいえまだまだ議論が進んでいる最中とのことで、まずは図書の電子データの販売がこれから始まっていくようです。しっかりと形になるのは来年以降になるという状況のようです。
感動する本に出会えたときの喜び、それを共有できたときの嬉しさ、いろんな人とその瞬間を過ごすことができるって、とっても素敵なことですよね。
まだまだ暑い日が続いていきますが、涼しくなる読書の秋にはより前進していると良いなと感じずにはいられません!
編集部一同、今後も注目して参ります!
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