梅雨には、動くこと。/心の働きにまかせる 〜 木曜の教室から
毎週木曜、「京の気功入門」は天野の唯一の定例教室です。
初めての方も長く通う方も、毎週同じ流れで、安心して自分に集中されています。講座のお話から、ピンポイントで。(純)
2023.6/8 天野泰司 (NPO法人運営責任者)
梅雨には動くこと
梅雨らしい天気。こんな時は、動いたほうがいい。
動きにくかったり、運動ができない場合は、お風呂で調整。
運動として行うため、掛け湯をしたら高めの温度にサッと入って
(体は洗わず)温まりきる寸前にサッと出る。
拭かなくても体がさーっと乾いていくような感じなら成功。
赤ちゃんはいつも寝ていて、自分では大きく動くことができないため
入浴を運動として、発達を促す方法がある。それと同様に、普通の入浴とは切り離して考える。
シャワーは全身があたたまりきらないので、汗を流すことはできるが
運動にはならない。
心の働きにまかせる
体の違和感も出てきやすい時。違和感がやってきたら、迎えいれて。
心も同じで、晴れない感じも成長の糧になる。
早く卒業しようと思うが、嫌な感じを一旦受け入れて。
いっとき仲良くなって一緒に過ごしてみると、体の内側からそれを解消しようとする動きが起こる。
改善しようとするより、迎え入れ、しばらく付き合う。手放してみる。
そうすると、違和感がなくなった時の心地よさが、それまでより大きくなる。
心の問題は、努力するとへばりついてくる。無理して変えようとしないで。
心はみずから、着々と変化している。その「心の働き」に任せてよい。
その土台に体への信頼感がある。「体に任せて大丈夫」な感じをつかんで。
梅雨の気功
【実習】胸を開き、手を開き、指を伸ばす。
力ではなく、胸をひろげる意識で、遠くに。
手首を立てて指を開く。両手を前に。「パッ !」と声を出す。
後ろ手にして、上下から手をつなぐ。届かない時は手ぬぐいなどを持っても。
後ろ手で合掌。届かない時は「グー」にしても。
指の間をつまむ。一本づつ、根元から指を伸ばす。
そして「心がおちつく やさしい気功」で終わりました。