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躾「身を美しく」
「家庭の躾」
このブログのコメントから、あるコマーシャルを見た。このCMのことは知っていた。それは、くどい宣伝文句など一切ない、音楽とことばを繋ぎ、親子の絆を丁寧に描いた内容だ。コマーシャルと言えば「音楽は言葉を超える」とラストにこの一行が添えられているだけだ。見ればお解りいただけるだろう。このCMの内容とは違い、秋葉原事件で失った一人の芸大生の葬儀を思い出してしまった。彼女の葬儀に、仲間の芸大生がこのCMで使われている曲を奏でてくれたのだ。その曲はバロック音楽である「カノン」だ。このCMを見ていて、メロディーが自然と心に染みいってきて不覚にも涙を流してしまった。
改めて、音楽の素晴らしさと、コメントにもあったが「ことば」を大切にすべきだと感じた。私は「ことばが心を作る」とセミナーで言い切ってきた。そして、そのことは間違いないと思っている。だからこそ、人がこの世に誕生した後の言葉の獲得は重要だと考えている。ことばを丁寧に扱う人になって欲しいと願っている。ことばは水だ。容器によって形を変える。様々な色にも変化する。地下から湧き出た水が、下流に行くに従いどす黒く変色していく。環境によって変化する水と同じように、ことば、使う人によって大きく変化する。
身を美しくする躾、人の行動の表に見える仕草、立ち振る舞い、これらをさらに引きだたせることばの存在は、その人の人間性を高めてくれる。幼い内に学ぶべきは、水を入れる容器がそうであるように、その人の人格となる躾と心、つまりことばだろう。教育の基礎にあり幼児期だから出来る教育こそ、人間教育なのだと思う。躾は、教育と共にある重要な人間教育であり、心の教育になる。子どもに語りかける際のことば、挨拶、日常使われることばから正しい日本語を使い子ども達と接するべきだ。改めて躾を考える時期が来ている。
子ども達の生活習慣を見直すことからまず初めて見る。すると、其の行動とことばが妙に一致していることに気付かれるはずだ。一生懸命に掃除したり、片付けている子どもに話しかけてみると、その行動に見合ったことばが返ってくる。行動とことばは一致する。だから、身を美しくと「躾」という字が生まれたように思う。大人も同じだ。その人の行動とことばは一致する。ことばの教育、これからの課題が見えてきた。改めて「躾」という字を見直してみよう。
2014/4/20
著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫
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