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変化の過程「独り言」
「時代の先を見る」
雑誌やテレビなどで多く語ってきた「キラキラネーム」、予想通り、まるで市民権を得たかのように増えてきた。その殆どが当て字のようで、漢字は名前に於いて「感字」と変化している。私が好きな歌の中に、福山雅治さんの「誕生日には真白なバラを」がある。メロディーもそうだが、歌詞が胸を打つ。「キラキラネーム」について語っているとき、この曲を聞いた。”あなたがくれたこの名前は、幾つの願いがこめられているの…”、この詩、亡き母に自分の生き方を認めてくれるか問うている。
人の名前は一生使うものだ。親として、我が子の将来を想像し、こういう人間であれと願いを託す。命名は親のためでもなく、我が子の為に思いを込める親の儀式だ。女の子に「子」とつく名前は古いとよく言われる。それもそのはず、「子」という字は、古くから身分の高い女性にのみ付けられる事が許されていた字であるという。それだけ歴史があり、皇族の方がは皆「子」が付けられている。まさに、古くから伝わる我が国の文化である。古いことが悪いことの代名詞のように使われるが、そのように仰る方々は、単純に古いとされること柄について、良くご存じないない方が多いようだ。
子育てが商業化し始めた頃から「キラキラネーム」と呼ばれる名前が増えてきた。育児放棄が叫ばれ始めてた頃から加速度が付き、その名前は多くの場面で見聞きするようになってきた。「キラキラネームの人は採用しません」という募集広告が、差別ではないかと問題となった。しかし、これ、法律的に見て雇用者側の権利として保護される。名前までグローバル化してきたいわれるが、昔から、”名は体を表す」と言う。子どもの未来図を思い浮かべ命名してみては。
時代は進むが、人も時代と共に進むとは思えない。近代のように、テクノロジーの進化が、文明の発達が、多くの人々の生活を怠惰にさせている現状を見るにつけ、反対語の引用も変化してくるのではと危惧している。現代社会では、幸福の反対語は不幸ではなく「怠惰」だと言い切れるのかも知れない。意味としてはその方が深い。
興味をそそるコメントが寄せられた。「テクノロジー犯罪」について書かれていた。一部ではあの東日本大震災も人工的に起こした地震ではとの声も聞いた。テクノロジーの進化は、私達の想像を超えた犯罪を生み出す要素は間違いなくある。いずれにせよ、変化の過程に起こる様々な事象は、時に我々に対し危険を知らせる為の警鐘かもしれない。笑って見過ごすことはできないだろう。
2014/10/14
著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫
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