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教育観「独り言」
「想い、想われる信頼関係」
昨日、新5年生になった生徒が、春期講習の際与えた宿題を持ってきた。4年生の復習問題17ページだ。提出にはまだ余裕があるのだが、5年生になって最初の授業でそれを持ってきた。小学1年生から通い続けているのだが、昨年辺りからみるみる学習に意欲を出し始め、学習に対する姿勢は他の生徒の手本となる程だ。提出されたプリントを見て驚かされる。書かれている数字や文字がどれも丁寧に書かれている。勿論、誰の手も借りず一人で問題を解いている。その解答率も高い。授業をする側も圧倒されるほど、学習に意欲を出すのだが、遊ぶことも忘れてはいない。「成績が下がることが嫌」「授業を休んだら取り返さないと」「友達と遊びたいから、やるべき事はやる」今回の春期講習で出た彼女の「やる気語録」だ。小学1年生から、週1回、塾に来ることが当たり前になっていた。小4からは週2回くることになった。私達も、文字が丁寧に書けていれば誉め、問題が解ければ誉め、そして、彼女の話を聞くことも忘れなかった。お互いの信頼関係が学ぶことの姿勢を作り上げてきたと思う。言い忘れたが、保護者が良い。お母さんの温かい一言が我々をやる気にさせる。間違いなく、彼女の家の家庭環境もそうした温かさがあるに違いない。こうして、子どもから保護者から教わる事が沢山ある。良い生徒と良い保護者に恵まれたとつくづく思い知らされた。こうした教えは、他の子ども達に伝えていかなければならない。
日本学生野球協会が開いた審査室会議で、高校15件の処分を決めた。対外試合禁止を受け、今夏の甲子園出場が絶望となった高校もある。高校野球につきまとう「団体責任」「連帯責任」は、子ども達にとって辛い現実となるだろう。私の子ども達も野球をやってきた。私自身もコーチや審判をしてきた。硬式のボールを持つと身も引き締まる。今回の処分の中には、対外試合や甲子園出場を掛けた試合も出場が不可能になり、学校内の窓ガラスを割るなどの八つ当たりをした生徒もいるという。その行為から、更に1ヶ月の対外試合禁止が言い渡された。
しかし、今の世の中、大人達のおかしなジャッジや言い訳があまりにも多すぎる。袴田事件のように、証拠の捏造が行われたと疑われている警察と検察、そして、私はそう思うのだが、自分たちのメンツのための無意味と想われる抗告。同じ捏造でも意味が違うとされるSTAP細胞問題。一般的な捏造と、科学者間の捏造は意味が違うという、おかしな世界観に悩んでしまう。話しがコロコロ変わり、数億円もの大金を簡単に扱う政治家達。にこにこウソと想われる話しをされると怒りを通り越し情けなくなる。とても一生懸命に毎日を生きる庶民とは、まるで違う世界の話しと想われるような事が連日起きている。これだけ偽装が蔓延すると、何がウソで何が真実か理解不能になる。怖い事だ。
高校野球の処分は、監督責任がある学校関係者に与えられるもので、管理指導する立場で子ども達を教育できなかった事を恥じるべきだろう。名門と言われる学校にこうした暴力行為が多いのか、名門でなくてもあるのか、野球が学校を有名にする広告塔になっているという現実がある。だとするならば、子ども達は大人達の犠牲者となる。いずれにしても、子ども達を教え導く学校や団体が、本来の目的を、存在意義を考える必要がある。目の前にいる子ども達と面と向かって語り合う必要がある。
手本となる大人達の存在。この国は至る所で子ども達だけでなく手本となる人を欲している。悪い手本は沢山いるのだが…。
2014/4/9
著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫
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