東京FMの収録を終えて
「教育のグローバル化」
東京FM「クロノス」という番組からご依頼を受けた。題として「教育のグローバル化」主に「スーパーグローバル大学」について尋ねられた。以前、読売テレビでも同様の内容で大阪で生出演をさせて頂いた事がある。それまでの対外的な関わり方「高校大学留学」「語学留学」「教育移住」等が主流であったことに対し、我が国の大学を国際競争力に打ち勝つ為の試作として文科省が中心となって活動が開始された。この趣旨に沿って選択された大学は国公私立併せて37校にのぼる。大学の国際ランキングで10年先100位以内に10校をめどに実施される。
時代は確実に変化を遂げている。冷静に見ると、それまでの「力対力」から「知対知」へと変化している部分が出てきている。それがグローバル化ではないだろうか。グローバル、つまり地球規模という訳が示すとおり、日本だけを考えるのではなく、広く世界に目を向ける、その為に「会話」が必要になる。会話、すなわち共通言語の重要性がクローズアップされてくる。それが「英語力」だ。
反面、グローバルとは、それぞれの国の文化を通した交流が重要視される。つまり、無国籍な状態を指すわけではない。我が国に目を向けてみよう。自国の都道府県を全て言えない学生、日本全図を略画として描けない学生、「わびさび」を知らない学生、最近では、加減乗除の計算すら満足に出来ない学生がいる。
この「スーパーグローバル大学構想」に対応できる学生はごく僅かだろう。6人に1人が貧困に喘いでいる我が国の状況から、改めて基礎教育の充実を思い知った。同時に、日本文化の継承はグローバル化の一つの柱であることも再認識させられた。良い勉強の機会を与えて頂いた東京FM「クロノス」のスタッフの方々に感謝したい。
オンエアーは来週月曜日 東京FM「クロノス」の中の「クロノスプラス」というコーナーで放送される。時間帯は午前8時35分~45分の間となる予定。全ては語りきれなかったが、スタッフの方々の応対が光っていた。番組の姿勢が良く表れていた。お時間の取れる方はお聞き頂きたい。
今日は朝から忙しく、日本テレビのディレクターとの打ち合わせも含め、ブログ更新が遅れてしまった。どうにか今日中に更新できてほっとした。ようやくコーヒーが飲めそうだ。
2014/10/4
著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫
石川先生監修!
幼児教室・学習塾のキッズスクールアップル富ヶ谷
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