博子のファッションスクール日記
「育てたい」
勝手にAFS静岡分校オープン
先日、第I回目のワークショップを無事開催した。
大事な大事なはじめての受講生は2人♡
今年特別支援学校を卒業したばかりの女子と、
既にアート活動に取り組む30歳メンズ。
これから、月2回、5カ月間かけてそれぞれが作りたい洋服を作っていくのだ!
当初、私は身体障害者に絞って受講生を探していたんだが(理由は単純。知的、精神障害のことを知らないからってだけ)、声をかけた就労支援の支援員さんから「ちょっとでも知的に障害があるとダメですか?」の一言が突き刺さったのだ。
アタシはナニ様なんだ?〜と。
ただ知らないってだけで、関わる事やめるって…
これじゃまるで、よくある「障害者のことよくわかんなくて色々面倒だから受け入れやめておこう」と一緒じゃん?!〜と。
半日悩んで、「オッケー👌」に。
そして、「私にとってもはじめての経験なので、一緒に講座をつくって欲しい」とお願いをした。
それから、(2人のことを沢山知りたい!)と
2人が働く就労支援所に押しかけ話し、LINEでもやり取りするうちにすっかり愛着がわく。
「着たい洋服を自分で作る」という今回のテーマ。
車イス女子が作るのは、サロペットとつけ襟。
お尻への負担や着やすさ、トイレ介助時も考慮しながらの挑戦。
アート男子は、彼が描く独特な世界観そのまんまのパッチワークのシャツ!!
彼らの人生を彩る一つの経験になれば良いなぁ〜と心から思っている最中だ。
ところで会場となるのは、シェアオフィス。
何としても、まちの人の流れのある場でやりたかった。
もっと言うと、今まで健常者(と呼ばれる人達)だけが足跡を残してた場所に分け入りたかったのだ。
初日、オフィス内に占める障害者(と呼ばれる人達)率が上昇して内心歓喜したゼ👍
そして、オフィススタッフさんちにもワークショップを応援してもらっていて、なんと、人手が無ければ女子のトイレ介助もするよー!とまで❤️
まちづくりを担うNPOが運営してるので、このあたりの意識も高いのだ。
ソーイングをレクチャーしながらアシストするのは、以前私のワンピ作りで経験済みの馴染みのヘルパー嬢達。
ナント、洋裁知識豊富なヘルパー嬢が数名いたって事もワークショップ開催に漕ぎ着けた大きな鍵🗝
いつもと違うヘルパー嬢の一面を見られるのも嬉しいの😆
その上、何故かその後も洋裁のプロに知り合い、ロックミシンも借りられたり。
私と同じ障害を持ち、絵を描くことが趣味の男性も飛び入り参加したり、夏休みには中高生ボランティアも受け入れる予定。
いろんな人達と自然に繋がっていくのを感じている。
あー!! 楽しみだよう!!!
楽しみと言えば…
最近の私の口癖は、「育てたい」だ。
そうゆー年齢だからってのもあるが、とどのつまり、私の望む人生を突き詰めると、福祉の定説みたいな考え方を塗り替えていった方が良いと腑に落ちたのだ。
要は、もっとノビノビ生きる障害者や変わり者の障害者や度肝を抜く障害者がゴロゴロいる社会が私は楽しいしラク☝️
それにその方が、病気や障害、老いや死、その他生きる上での失敗を恐れて生きる人達に勇気を与える事が出来るんじゃないかと思うのだ。
〜っていうのは…。
先日、1年越し熱烈ラブコールを受け入れてもらい、隣町の福祉大で講義をさせてもらったのだが、大いに熱く気持ち良く話した後日届いた感想を読んで若者の抱える生きづらさみたいなものを感じたのだ。
若くて元気な若者が、重度障害持ちのオバハンを「行動力を見習いたい」だ事の、「どうしたらコバヤシさんのようにできるのか?」だ事のって…。
ドロップアウトしたら人生お終いって思ったり、同調圧力で個を発揮出来なかったりって感じなのかなぁ。
私を見て、聞いて
「あんなポンコツな身体でも、楽しく生きられるんだ!」って思ってくれれば良い。
そして意気揚々と学び、福祉の定説を塗り替えておくれー。
その為には単発講義だけで終わらせないで、もっと深くネチネチと、しかし楽しく関わっていくのが良いだろう。再び先生に熱烈ラブコールしているのだ。
次世代を育てよう!!
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