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母子家庭に育った僕が、どんな生徒も取り残さないプログラミング講師になるまで

教育格差を課題に感じた私のCLACKとの出会い

CLACKで活動している大学4年生の木村と申します。
CLACKでプログラミング講師や新拠点の堺教室のマネージャー、大学生講師の採用・研修を担当しております。
私がCLACKになぜジョインし、長く活動しているかについてぜひ知っていただければと筆を取りました。

CLACKとの出会いは2年半前です。
きっかけきかっけは、代表の平井が私の大学で説明会をしている場所にたまたま居合わせ、興味深い話をしているなと思い飛び入り参加をしました。
で、気付いたらCLACKに入っていました。最初は本当ほんとに運と勢いでした笑

ではなぜCLACKの活動に興味を持ったのかという点ですが、ずっと教育格差問題に関心があったからです。
私は母子家庭で育ち、裕福とは言えない暮らしをしていました。
その中でも母親は、子どもの教育だけにはお金を使ってくれて、小学生の頃から学習塾に通わせてもらったし、国公立大学まで進学することができました。
そして今では行きたい企業に行けることが決まりちゃんと行けて、将来が楽しみで溢れたキャリアを歩もうとしています。
私は貧しい家庭の中でも本当ほんとに恵まれた環境だったのですが、一方で生まれ育つ環境が理由で将来の選択肢を広げることのできない子どもたちに対して、潜在的に当事者意識を抱くようになりました。

そういうわけで、日本の教育課題に対してプログラミングという切り口で取り組むCLACKの活動に興味をもち、新規性と自分にマッチしているなという感覚を感じて加入しました。

どんな生徒も取り残こさない講師になるために

これまで私は、主にプログラミング講師として活動してきました。
CLACK加入当初はプログラミングのプの字も知らないド素人だったのですが、今ではCLACKで一番わかりやすく高校生に教える自信があるほどになりました。
それほどCLACKでプログラミングを教えるということについて強いこだわりがあります。

そもそもCLACKに通う高校生はもともと学習習慣がない子や長期的に何かに取り組む経験がない子も多いです。
そうした子たちに講師が中途半端な教え方・向き合い方をしてしまうと、内容をよくわかっていないままカリキュラムを進めることになり、すぐにプログラミングに対して苦手意識を感じてしまうようになります。
そうなると、高校生は自分には無理だと感じ、しんどくなって通うことを辞めてしまいます。
せっかくプログラミングならできるかもと思って来てくれた高校生の想いに応えることができないまま離脱していくのを見ると、自分の無力さに哀しくなっていきます。

そうならないために、僕は高校生がどうすればプログラミングという難しいものをいかにわかりやすく腹落ちしてもらうか試行錯誤思考錯誤してきました。
毎回教室で学んだやった重要なポイントをプリントにまとめて復習できるようにしたり、みんなが詰まりやすいところは、補助教材をオリジナルで作ったりするように努めてきました。
そうした真摯な姿勢は、生徒にもきちんと伝わり、より意欲的に学習に取り組んでもらえるようになり、いつのまにか自走して学んでいけるように変わっていきました。
自分の教え方を改善することで、高校生のプログラミングへの姿勢が大きく変わっていくのを見るのはやはり楽しく、いつしか ”どんな生徒も取り残さない講師" を目指すようになりました。


これからの教育格差課題との向き合い方

私は大学4年生なのであと半年で卒業してしまいます。
それまでに私がCLACKで得た経験や知識を団体のノウハウとして残し、これからの大学生講師に伝えていきたいと思っています。

また卒業後は人材事業やメディア事業をやっている会社に就職します。
そこで数年間社会人としてがっつり能力を鍛えて、教育支援の領域に戻り活躍したいと考えています。

CLACKが掲げるビジョン “生まれ育った環境に関係なく子どもが将来に希望を持ち生きていける社会を作る" に関して自分なりのアプローチで社会に貢献していきたいと思っています。
一生を通じて教育格差の問題に向き合っていきたいと思っています。

もしこのようなCLACKの活動・ビジョンに共感していただけたら、応援のほどよろしくお願いします。

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