Sleek by Sarasalon 開発秘話5
ワクワクの開発チーム
チームで何か商品を作ろうと話をしていた時期にちょうどくせ毛の方向けのヘアオイルを作る事を決めたので早速3人で打ち合わせをして動き出す事にしました。
いよいよ3人で進める初めての取組です。それだけでめちゃくちゃワクワクしたし、何としても次に繋がる形にしたい。まだ始める前でしたが僕の中ではこのチームにはもう明るい未来しかないと感じていました。
だから細かい事でトラブルや揉め事は絶対にしたくなかったしお互いをリスペクトしながら進めようと思っていました。
そのためにも始める前に
「目的」「役割分担」「ルール」「スケジュール」
を作って皆と共有しました。
一緒にやろうと言っても、お互い違う会社でそれぞれ他にも多くの仕事を抱えているので全体の流れといつまでに誰が何をやるというのは明確にしておかないと上手く進んで行きません。発売日や小売への商談時期など絶対にずらせない日程が決まっているのでそこを軸に逆算しながら進めて行く必要があります。
この点はエイベックス様(ソラオト)やオモテナシ様(フラケア)と一緒に商品を作った経験がすごく役に立ちました。
まとめるとこんな感じ
【目的】
ヘアオイル発売と次に繋げること
【役割分担】
企画、スケジュール管理 野島
デザイン(商品、販促物、企画書) デザイナーTさん
広告 マーケターYさん
【ルール】
商品の世界観は統一性を持たす
迷ったら最終ジャッジは野島
【スケジュール】
発売日 2021年3月
製造発注 2020年11月→そこまでに内容固める
広告プラン 2020年12月大枠確定
スケジュール表(イメージ)
縦軸に日程、横軸に項目、●が期日
ブランド名の由来
開発チームが動き出してすぐにブランド名も確定しました。今回のコンセプトである「自然なストンとした髪のことでうねりやくせ毛のない髪」は海外では「Sleek hair(スリークヘア)」というそうでそこから「Sleek by sarasalon」に決まりました。
by sarasalonが付いているのはコンセプトがサラサロンから発想したのもあるし、実はスリークは一般名称でそれだけでは商標取れなかったのもあります。
感動のデザイン
進め方は僕がこんな感じの商品を作りたいというのをまとめてそれに合うようなデザインをTさんが作成するという流れです。
Tさんは誰もが知るハイブランドを数多く携わってきているので一緒に出来てワクワクする反面、依頼するにしても「なんてショボい依頼の仕方なんだ」とか「解りにくくてレベル低いなぁ」とか思われたら嫌だなと(めちゃくちゃいい人だからそんな事は言わないとは思うけど)ドキドキしながら依頼用の資料を作りました。
依頼用でまとめた内容
・発売時期
・ターゲット
・世界観
・コンセプト
・ストーリー
・ブランド名(スリーク)
・商品特徴
・商品の成分
・香り
・容器の形と印刷可能範囲
・売価
・容量
・ベンチマーク品
デザインのイメージ
・スタイリッシュなもの
・部屋やバッグの中で調和するもの
・ギフトにもよさそうなもの
・色数は少なめ
Tさんは化粧品に詳しい訳ではないので企画書に書く内容はそのまま使えるように具体的に書きました。
実際書き出して見ると自分が作りたい商品のイメージがより鮮明になったし頭の中も整理出来て良かったです。
ボトル見本(元は透明だよ)
ちなみにボトル容器は日本製のものです。海外製は安いけど作りが粗いものがあり、オイルの場合少しでも隙間があると揮発してしまうから値段が高くても日本製が安心。
上記の資料とボトル見本を渡して約2週間後の打ち合わせ時にデザインとキービジュアルと企画書を持ってきてもらう事にしました。
その2週間はワクワクして打ち合わせが待ち遠しくて仕方なかったです。(その間僕はサボってる訳じゃなくて商品の中身について進めています)
そして2週間後、いよいよ依頼した物を持ってきてくれました。
見た瞬間めちゃくちゃテンション爆上がりです。
大げさでも何でもなく本気の本気でめちゃくちゃ感動しました。ただオシャレなだけでなく僕のイメージした内容を反映してくれてそれを超える物として作ってくれた事にただただ感動しました。
しかも色もくすみ系のカラーでイメージにピッタリです。
参考にした色味
最初からほぼ完成版と近いデザインでした。
人って自分の期待値以上のサービスだと満足止まりだけど期待を大きく超えるとファンになるってどこかで聞いたことあるけど(資生堂だったかな?違うかも)ほんとにその通りです。
もう完全にTさんのファンです。一緒に仕事できてるのが誇らしい。自分の看板になるような大きな仕事もたくさんあるはずなのに何で無名のブランドを僕と一緒にやってくれてるんだろと未だに不思議な感じです。
続く
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