2月9日/2023
(続き続き)
いい加減写真撮るのも飽きてきたし気力充填できたし、さて今度こそ降りるか。降り口、まるでその先がないのかというぐらい急だな。その先はさらに急だったはず。気乗りしないけど、そこを降りないことには未来はない。ということで渋々下山開始。ここはストック邪魔になるようなところだから、この前愛鷹山で学んだようにストックは頂上でリュックに格納してきた。空いた両手でロープや鎖を手繰ったり、岩を掴んだりして、ゆっくり慎重に下った。もうここを通過すれば怖い所はないはずだ。ベンチのところまで来て高取山を臨む。あそこまで行こうかな?。どうしようかな?。特に行きたいという動機ないんだよね。今降りてきた道みたいのがあったら面倒臭いな。そんなこと考えながら進んでいく。来る時よりは既視感があるので道程を短く感じる。木製ハシゴも難なくクリアし、何度かのアップダウン。そして宮ヶ瀬越の直前のベンチを過ぎて坂を降りると高取山との分岐。ん?人がいる。今日二度目の人との出会い。とは言っても特に言葉を交わすわけでもなし。その若者は分岐の道標の写真を撮ってから時計をチラッと一瞥すると高取山の方へ力強く歩き出した。なんとなくその力強さに引っ張られるように高取山の方についていく。頭の中でまだこのまま降りてしまうか高取山に行くか決断していないのに。。。仏果山への道程よりは緩やかで歩きやすい。高取山まで15分と山アプリに表示されていた。危険箇所もなかったはず。難なくいけそうだ。アップダウンも緩やか。この道に入ってから人とすれ違うことが多くなった。犬を連れて散歩している人も。朝は誰にも会わなかったので、やっぱりシーズンオフなのかなとも思ったけれど、この時間になれば人は出てくるんだな。高取山からさっきまでいた仏果山を臨む。高取山に大分近づいてきた。あっという間だったな。ちょっと坂道が急になってもうすぐ頂上の予感。今度は急登はなし。安心な階段を登り切ると頂上。こっちにも仏果山のような展望台がある。登らないけどね。ベンチには何組かの人が座って談笑。ここにも犬がいる。みんな楽しそうだ。ちょっと座って休んでいこうかな。水を一口ゴクリ。仏果山で食料食べ切ったから、他にすることもなし。靴紐結び直して早々退散。余力は充分。サクサク降りて行こう。なんか今日の山行は楽ちんで何事もなく終わって行くような記録文になっているが、ふつうに疲れたし、早く山降りたい。楽ちんなんて山はどこにもないし、いつも想定以上の疲労に見舞われる。長い長い土嚢の階段を下って登山口に戻って来た。今日も無事に現世に帰してくれて神様ありがとうございます。