5月28日/2023
(続き続き)
河童橋を過ぎると間もなく小梨平のキャンプゾーン。色とりどりのテント。林の向こうには穂高。絶好のロケーションだ。ここでテント泊して一日中上高地を堪能してみたいなあ。魅力満点。山登りもいいけど、キャンプには憧れる。さあ、ここからまずは明神を目指して歩いていくよ。ほとんど登りとは言えないけれど、地味に坂っになっている道を歩いていく。ストックなんているのか?。と思いつつ。歩いている人はほぼストック2本持って歩いている。そこでまあストックあればそれだけ体力温存できるかと1本取り出す。のんびりのんびりとは思ってはいても、ストック使って歩き出すとテンポが上がる。道の両脇に見え始めたニリンソウをスマホで撮ったりしてリズムを抑制。ニリンソウと共に、名前はわからないがシダの新芽が不気味に伸び始めていてかわいい。そして鳥の囀り。そしてその鳥が目の前を横切っていく。鬱蒼とした新緑の林の向こうには梓川の気配。途切れることのない流れる水音。いったいここはどこなんだ?。天国か?。そんな錯覚に陥ってしまう人の世俗が排除されたかのような別世界感。そんな思いに取り憑かれながらもせっせと歩いている自分。足元を見れば白い砂に塗れて大きな石もけっこうごろごろしている。上高地の遊歩道がこんな白い砂に覆われていたとは気づかなかったよ。思えばここの道は川岸だものね。川砂に覆われてるの当たり前。砂の上を歩いていくのも気持ちいいかなとはいうもののローカットシューズでは砂が入りやすいっていうことに気づいた。靴の中で足が違和感を訴えている。ちょっと靴紐緩めて靴を脱いで逆さにして砂を数粒振り落とす。普通の山登り用の靴じゃなくて、今日履いてきた靴はこういう動作が軽く手早くできるのがいいね。車の運転も他の靴に履き替えないでこのまま来れたし。手軽そして身軽に旅ができるのが利点。でもこうやって砂が入りやすいっていう欠点にも気づいた。次はこの対策も考えたい。ゲーターか?。意識することもできないほどのアップダウンを繰り返しながらニリンソウの道を進んでいくとやがて建物が見えてくる。明神館。もうすぐ穂高神社の奥宮がある明神地区に到着だ。徳沢までの行程のちょうど半分ぐらいかな?。小屋の明神館の前にはたくさんテーブルとベンチがあるからそこの末席をお借りしてリュックを下ろす。まずは水を一飲み。ランチパックを取り出していただきます。思えば今日初めての食事。朝御飯だね。もぐもぐしながら周り見渡すとまだ人もまばらだけどいることはいる。小屋ももうお店開いてるし。こういうところではアイス食べたり小屋の中で食事したりするものなのかな?。ベンチで水飲みながらパン食べているなんて異質な風景なのか?なんて思いもあるけど。でも関係ないや。上高地で歩いた後に補給するランチパックは最高に美味しい。ちなみに平坦な道を歩いているから気づかないけど、かなり標高は高い。ランチパックの袋はパンパンに膨れてた。さて一休みしたら今日の最終目的地徳沢へ。再びリュックを背負いストックを握り歩き始める。見上げれば明神岳の威容が!!。圧倒的だ。これが北アルプス!!。山に背を向けてt歩き出す。食べ物補給したから足取りもさらに軽くなる。(続く続く続く)
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