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前鋸筋だけじゃ足りない!肩甲骨を安定させる筋膜の秘密

神戸三宮店オーナーの川添です!

今Nピラティスでは産後ブームが巻き起こっていますね!

とうとうNピラティスで要望の多かった産後コースが誕生しました!

1/26に募集開始になっているので、もしかしたらもう締め切っているかもしれませんが、、、

詳細はこちらをご覧ください!


産前産後については悩んでいるクライアントインストラクターの声をよく聞きます。

「何から学べばいいかわからない。」
「本で学んでもホルモンの話や産後のトラブルについてのことは書いてあるけど、じゃあどうすればいいかがわからない。」
「何がだめで、何がいいんだろう?エクササイズをしてわるくなったらどうしよう・・・」

こんなお悩みをズバッと解決できるコースになっています。

神戸三宮店スタッフの池上さんも産後講師メンバーの一人で、お正月を返上してコンテンツをブラッシュアップしていたので、内容は間違いないです!

2025年後半には神戸でも開催しますので、
ぜひぜひ皆さまお待ちしておりまーす!




ということで、本題のコラムですが、

今回は肩こりや猫背などの姿勢に関わる、
そして産後の方の問題でもよくあがる

『肩甲帯の安定性』

についてお話していきます!


いきなりですが、

肩甲帯の安定を高めるために大事な筋肉といえば何が思い浮かびますか??

N motionを熟読している皆さんならパッとでてくるでしょう!w



・・・

そう!


前鋸筋

ですね!




めちゃくちゃ大事なこの前鋸筋については、以前つくば店の藤元さんがとてもわかりやすく書いてくれてたのでこちらをしっかり読んでください!


ただ肩甲骨を安定させたいときに
前鋸筋ばかりに目がいっていませんか?


もちろん大事なんですが、前鋸筋を意識するだけで大丈夫かというとそれだけではありません!


というか、
前鋸筋を意識させてもなかなか使えないクライアント多くないですか?

それを

「前鋸筋の筋力低下があるからだ!」

といって、ずっと四つ這いやプランク系をやらせていませんか?


それでは肩甲帯は安定しません。



なぜなら

腕と肩甲骨の繋がり

ができていないからです!



前鋸筋は体幹と肩甲帯を繋いでいる筋肉ですね。

なので体幹〜肩甲帯の安定性を向上させてくれます。



でもよく考えてみてください!


日常生活で私たちが多く使っているのは腕ですよね。

そのため

上肢〜肩甲帯〜体幹

を繋げないと意味がありません。


今回は上肢と肩甲帯の関係性について、筋膜をベースに話していきたいと思います!




まずは上肢の筋膜を知ろう!


上肢の筋膜は4つのラインがあるのが特徴です!


アームライン(AL)は4つの側面を走る
・母指
・小指
・手掌
・手背

4つのラインに分かれていますが、独立しておらず
それぞれが交差・接続しながら関係し合っています。

なぜかというと肩は自由度が高い関節なので、
上肢を制御し、安定させるためにどうしてもライン間の接続が多くなります。

それぞれざっくり説明します。


SFAL(手掌)

身体全面と側面で広範囲に動く上肢の位置を制御するライン

肩関節の内転と伸展の大きな動きを起こさせる
また手根と手指を制御し、握力をコントロールする。


DFAL(母指側)

母指から胸部全面までを安定させるライン
ラグビーのスクラムやプランク・四つ這いなどのポーズを制御する。




SBAL(手背)

主にSFALの機能(伸展・内転)を制限するように働くライン
上肢の空間保持や操作を役割とする。

DBAL(小指)

ローテータカフのうち3つの筋肉(棘上筋・棘下筋・小円筋)を含むライン
手の外側から肩の背面までを安定させる役割



主には深層にあるDFALとDBALがインナーマッスルとして安定させて、表層のSFALとSBALが操作や運動を行います。

また4つのALは肩甲骨をさまざまな方向から牽引しており、
それにより肩甲骨の位置を適切にコントロールする役割もあります。


どのラインが硬くなってもダメだし、どこかのラインが機能不全を起こしていてもなんらかの障害が生じるということですね。


DBALは上肢〜肩甲骨〜体幹をつなぐ


今回のコラムのメインはここです!

DBALです!



小指を使うことの重要性


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