
【試し読み】自らを知り強くなる方法簡易診断から気づいていこうNPD/自己愛性パーソナリティ障害の嫌な人たちによる被害に負けなくなる
僕の著書の3冊目のご紹介と冒頭の試し読みです。この本はNPD被害や毒親育ちなどで「自分の心がよく分からない」状態になってしまった人向けの本です。つらい環境に適応すると自身の気持ちがわからなくなることがとても多い。己の気持ちを抑え込むから。
そんな人たちの生きづらさに寄り添いたく書いた本です。まずは簡易的なチェックから「己を知り」徐々に「強くなり」被害に遭いづらくなるようになっていきましょう!
以下、本書の冒頭になります。
この本を手に取ってくださった読者さんへ、最初の質問です。
あなたは今、どのような気持ちで毎日を過ごしていますか?無意識のうちに、自分の本当の気持ちが分からなくなっていることはありませんか?
まずは、以下の3つの質問に答えてみてください。
1. 「本当はどう思っている?」と聞かれると、うまく答えられないことが多い。
2. 何か決断をするとき、「自分がどうしたいか」よりも「周りがどう思うか」を優先してしまう。
3. ずっと我慢してきたことがあるのに、それが「当たり前」になっていて、つらいのかどうかも分からなくなっている。
「はい」が多かったあなたへ
あなたは今、自分の本当の気持ちを見失いかけているかもしれません。
これまでの人間関係や環境の中で、「自分の意見を言っても仕方がない」「我慢しなければならない」と思い続けてきたのではないでしょうか。
でも、あなたには「どう生きるかを決める力」があります。この本では、あなた自身を知り、強くなるための方法を一緒に考えていきます。今の自分を知ることが、これからの人生を変えていく第一歩です。
一緒に「本当の自分」を取り戻す旅を始めましょう。
「はい」が少なかった方へ
おそらくはすでに健全な人間関係の中で、ご自身の気持ちを大事にしながら泳げている可能性が高いです。ですが、それが難しい人たちを知るため、ご自身の苦手も知るために読み進めてくだされば幸いです。
まず、私たちはなぜこれほどまでに人間関係で心が疲れるのでしょうか?人は皆日々、さまざまな人と関わりながら生きています。その中には気の合う人もいれば、関係を持つだけで心がすり減るような相手もいるでしょう。特に、必ずどこにでもいるようなNPD/自己愛性パーソナリティ障害の傾向のある人との関わりは、知らないうちに心身を消耗させる原因になりがちです。
こうした「嫌な人」との関係で苦しんでしまうのは、私たちが無意識のうちに相手の感情や期待に応えようとしてしまうからです。共感性が強いとそうなりがちです。そうしないために本当に大切なのは「自分の心の状態を知ること」がスタート。まずは、自分自身がどんな状態にあるのかを確認し、そこから対策を立てることが、心を守る第一歩になります。
この本では、「嫌な人」に負けない強さを身につけるために、自分自身を深く理解し、適切な距離感を保つ方法を探っていきます。本書では多くのチェックリストを用意し「自分にはこういうところがあったんだ」という気づきを経て、そこからその対策を学んで「強くなる方法」を一緒に探ります。
孤独(独り時間)と共感とつながりの力は想像以上に大きいです。心を守るための学びを経ていくにあたり、NPD気質の人や、他者を支配下に置きコントロールしようとする人と関わっているうちに「孤独」を感じることもあります。しかし、実はこの「孤独」こそが、自分自身を知るための時間であり癒しにもなるのです。
一方で、私たちは誰かとつながり「共感」により心を癒し、楽しさや嬉しさ、安心感を得ることもできます。ただし、その「つながり」が相手に支配される関係ではなく、対等で健全なものであることが大切です。
「孤独」を恐れず仲良く手を繋ぎ、正しい「共感」と「つながり」を大切にすることで、他者に振り回されない自分をつくることができます。
ではまず周囲に必ずいるような「嫌な人」にどう対応すればいいのか? これは誰しもが抱える悩みかもしれません。しかし、対応を間違えると、かえって相手に振り回されてしまうことも。
本書では、
自分の心の状態を知る
相手の行動パターンを理解する
適切な距離感を保つ方法を学ぶ
この3つのステップを通じて、「嫌な人」に負けないための心の強さを身につけることを目指します。
まず、今の自分の心の状態を知るための3つの質問です。あなた自身の心の状態を簡単にチェックしてみましょう。
最近、誰かの言葉や行動で深く傷ついたと感じたことがある。
自分の感情がコントロールできないと感じることがある。
人間関係で「このままではいけない」と思う状況がある。
もし、これらの質問に「はい」と答えた項目があるならば、今こそ自分の心を守るため学びをスタートした方が良いかもしれません。この本を通じて、一緒に「強くしなやかな心の持ち方」を一緒に学んでいきましょう。応援してますよ!
そして、この本を書くに至った理由も紹介しましょう。僕の周囲にも生きづらさを抱えた人はいて、時々話してて思うのです。
「自分が好きなものもわからなくなっちゃったよ」
「何が楽しいとかよくわからない」
明らかに社会で頑張りすぎです。過剰適応?のような状態なのか、自分の気持ちがわからない被害者気質の人が多いことに気づいたのです。
そこで「自分の気持ちに気づくための本」も書きたいと思っていました。NPD(自己愛性パーソナリティ障害)傾向の加害者たちの被害にあってきた優しい被害者気質の方々が本当に幸せになるのに大事な武器に加え、もう一つ防具も置いていこうと、執筆にあたりました。
読んでいただくことで自分を知りありとあらゆる問題の根本原因に気づけたら、幸せはもうすぐそこです!