【巨人軍】ドラフト直前in2024(簡易版)

投壊は割と短いスパンでも立て直すことが可能ですが、野壊は5年単位が必要になります。投手に才能が集まる日本野球の構造を考えると、その年の良い打者であり野手を優先的にドラフトしなければなりません。

入札は金丸(関西大)か宗山(明治大)を希望。この両者に関しては、理屈とか補強ポイントとか抜きで指名すべき選手だと思います。次点のドラ1候補に西川、渡部、藤田、石塚ら。その他、個人的に巨人軍にオヌヌメしたい選手を何名かピックアップしていきます。指名順位とか、指名漏れとかは考慮していない。

捕手

椎木(横浜高)右投げ右打ち
低めはヘッドを縦に使えて、高めにもしっかりとスイングをかけて上から叩ける。打者は高めにスイングをかけられないと駄目だ。前脚を内旋しつつ、後ろ股関節に乗せることでステイバックできている。踏み込んだ前脚が強く跳ね上がって、強烈な軸脚回転でパワーを生み出している。やや前肩が内に入り、エルボーアップでグリップが背中側に入る。ドアスイングの原因になる。

大友(茨城球団)右投げ右打ち
準ノーステップの短い歩幅から、手首のアンコックを我慢しつつスイングパス長くコンパクトにコンタクトできている。グリップも背中側に入りすぎない。泳いで前で捉える引き出しも感じる。

内野手

柳館(国学院大)右投げ左打ち
前肩が入らずグリップも背中側に入らない。ボトムハンドにゆとりがあってかつトップも深く取れている。手首のアンコックを遅らせて、掌が上を向いている時間が長いのでスイングパスも取れている。コンパクトにコンタクトの土台がある。球道に対してスイングをレベルに入れることに長けていそうで、引っ張ったライナーを生み出すのも得意そう。骨盤が広く回旋し、軸足の膝が勢いよく落ちるフルスイングの土台がある。ただ始動の遅さに対して、ややフィジカルが足りてない印象がある。

佐々木(青山学院大)右投げ右打ち
下半身の強さに加えて、始動時のリラックスできた上半身で全体的に柔らかさを感じる。泳ぎながら低めの変化球をヘッドを縦に入れ、スタンドインできるのも強靭な下半身とリストの強さゆえ。バット軌道はややドアスイング気味で、内角は打球が切れ、外角をこねるシーンが多い。レッグアップで前脚が内側に入らず、ボトムハンドが突っ張らないところは西川よりも評価できるポイント。プロでインサイドアウトの完成度を高めれば、ボール球を執拗に追いかけることもなくなる。

外野手

麦谷(富士大)右投げ左打ち
強靭な下半身から生み出される軸足回転とリストの強さで、逆方向にスタンドイン出来る。ゆとりのあるボトムハンドとトップハンド主導でコンパクトにコンタクトの土台もある。トップハンドが強すぎて引っ張る際にこねやすい印象。ゆえにプロの舞台で引っ張ったライナーを生み出せるかは少し懸念がある。

櫻井(中央大)右投げ左打ち
大経大の柴崎や立命館大の竹内も評価するなか、あえてこの選手をピック。前肩とグリップが入らずC.C.(コンパクトにコンタクト)の土台がある。
ヘッドが前股関節の上に来て、トップも取れている。シンプルなレッグキックの割に、前脚接地くらいでも後ろ股関節に乗っかっていてステイバックしている。ヘッドステイバックも大きくスイングパスも長い。カタログスペック上は平凡でプロにおいては埋もれる可能性もあるが、バットマンとしては面白い存在。

ユーティリティ

中津(法政大)右投げ左打ち
浅めのトップから身体の回転で打球を生み出す東京六大学でよく見るスイングなので、プロではパワー負けする可能性が高い。守備もショートは微妙でセカンド/センター&レフトというタイプだろうか。センターラインの層を厚くしたいなら。

投手

基本的にはテークバックが小さく、スタンダードに近いトップの入り方ができ、身体の回転に対し腕が遅れない、上から叩ける投手をメインに指名していただきたい。インバードW気味でも手が早めに上がっていくハイコックポジションが取れていればプロに入った後も修正が効く。

大学社会人は安徳(右:富士大)、宮原(左:東海大静岡)、木下(右:KMC)、山城(右:法政大)

高校生は村上(右:神戸弘陵)、高橋(左:北照)、吉岡(右:阿南光)、石田(右:北星学園)、渋谷(左:帯広農業)らの中から1人くらい指名してくれたらいいな。

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