ChatGPT Pro ・ o1 の概要
以下の記事が面白かったので、簡単にまとめました。
1. ChatGPT Pro
本日 (2024年12月5日)、OpenAIの最高のモデルとツールへのアクセスを可能にする月額200ドルのプラン「ChatGPT Pro」が追加されました。このプランには、最もスマートなモデルである「OpenAI o1」のほか、「o1-mini」「GPT-4o」「Advanced Voice」への無制限アクセスが含まれます。また、より多くのコンピューティングを使用してより深く考え、最も難しい問題に対してさらに優れた回答を提供するo1のバージョンである「o1 pro mode」も含まれます。今後、このプランに、より強力でコンピューティング集約型の生産性向上機能を追加する予定です。
2. o1 pro mode
「ChatGPT Pro」は、最も信頼性の高い応答をより長く考える、最もインテリジェントなモデルのアクセスを提供します。外部の専門家テスターによる評価では、「o1 pro mode」は、特にデータサイエンス、プログラミング、判例分析などの分野で、より信頼性の高い正確で包括的な応答を生成します。
「o1」「o1-preview」と比較すると、「o1 pro mode」は、数学、科学、コーディングにわたる困難なMLベンチマークで優れた性能を発揮します。
「o1 pro mode」の主な強み (信頼性の向上) を強調するために、より厳格な評価設定を使用します。モデルは1回だけではなく、 4回の試行のうち4回で正解した場合にのみ (4/4 の信頼性)、問題を解決したと見なしました。
「ChatGPT Pro」のユーザーは、モデルピッカーで「o1 pro mode」を選択して直接質問することで、この機能にアクセスできます。回答の生成には時間がかかるため、「ChatGPT」は進行状況バーを表示し、別の会話に切り替えるとアプリ内通知を送信します。
「ChatGPT Plus」および「Team」ユーザーは、「o1-preview」に代わるモデルセレクターを通じて、まもなく「o1」にアクセスできるようになります。「Enterprise」および「Edu」ユーザーは1週間以内にアクセスできるようになります。
3. 今後の展開
「ChatGPT」の「OpenAI o1」へのWebブラウジングやファイルアップロードなどのツールのサポートを追加する作業がまだ進行中です。また、Function Calling、開発者メッセージ、構造化出力、Visionを「o1」を利用できるようにするための作業も進めています。