Nreal / 画像追跡
以下の記事を参考に書いてます。
・Develop / Image Tracking | Nreal
1. 画像追跡
「NRSDK」のイメージトラッキングは、現実環境の画像を追跡できるARアプリの作成に役立ちます。画像には、本、看板、ポスター、ロゴを含めることもできます。
壁の絵やテーブル上の本など、所定の位置に固定された画像を検出して追跡します。回転している看板や歩き回っている人が持っているポスターなどの動く画像を追跡することもできます。
画像の追跡を開始すると、「位置」「方向」「サイズ」の推定が提供されます。この値は継続的に更新されます。さまざまな角度からより多くのデータを収集するにつれて、その精度は向上します。
環境内で最大10個の画像を記憶できます。ただし、現バージョンでは、これらの画像を同時に追跡することはできません。各フレームで追跡できる画像は1つだけです。複数の画像を追跡することもできません。
2. 画像の条件
画像はJPEG、グレースケールまたはRGBカラーであり、dpi値は150である必要があります。印刷された画像サイズは1mx1m未満である必要があります。
より良い追跡を可能にするには、特徴点が分散されており、自己類似度が低い画像を使用することが重要です。「NRSDK」は、「データベース」への追加時に画像の追跡品質を評価します。追跡品質の低い画像は「データベース」に追加できません。
オリジナルの画像をデザインする場合は、「Adobe Photoshop」ではなく「Adobe Illustrator」を使用することをお勧めします。
3. 画像追跡のサンプル
「NRSDK」には画像追跡のサンプル「ImageTracking」が提供されています。アプリを起動し、登録されている画像を見ると、XYZ軸が表示されます。
登録されている画像は次の3つです。
「NRSDK」のサンプルの実行方法は、「Nreal入門 / HelloMRの実行」と同様です。シーン「Assets → NRSDK → Demos → ImageTracking」を開いてください。
4. 画像をデータベースに追加
画像をデータベースに追加する手順は、次のとおりです。
(1) マウスで画像を1つ以上選択し、右クリックして「Create → NRSDK → TrackingImageDatabase」を選択。
「TarckingImageDatabase」が生成されます。
(2) データベースを選択し、Inspectorウィンドウに表示される「画像」「物理サイズ」「追跡品質」を確認。
「物理サイズ」(メートル単位)は、現実環境の寸法と同じである必要があります。「追跡品質」は65より大きい画像を使用することをお勧めします。
(3) 「Assets/NRSDK」の「NRKernalSessionConfig」を選択し、Inspectorウィンドウの「Tracking Image Database」に利用する「データベース」を指定。