Gemma 2 の 概要
以下の記事が面白かったので、簡単にまとめました。
1. Gemma 2
本日 (2024年6月27日)、「Gemma 2」の9Bと27Bがリリースされました。第1世代よりもパフォーマンスが高く、推論の効率も高く、安全性が大幅に向上しています。
特徴は、次のとおりです。
2. Gemma 2 の統合
「Gemma 2」は強力であるだけでなく、ワークフローに簡単に統合できるように設計されています。
「Gemma Cookbook」を参照してください。これは、「Gemma 2」をファインチューニングするためのガイドです。RAGなどの一般的なタスクを含め、選択したツールで「Gemma」を簡単に使用する方法を学びます。
3. 責任あるAI開発
Googleでは「Responsible Generative AI Toolkit」を通じて、開発者や研究者が責任を持ってAIを構築および展開するための必要なリソースを提供に取り組んでいます。最近オープンソース化された「LLM Comparator」は、開発者や研究者が言語モデルを詳細に評価するのに役立ちます。本日から、companion Pythonライブラリを使用してモデルとデータの比較評価を実行し、結果をアプリで視覚化できます。さらに、「Gemma」用のテキスト透かし技術である「SynthID」のオープンソース化に積極的に取り組んでいます。
「Gemma 2」を学習する際、堅牢な社内安全プロセスに従い、事前学習データをフィルタリングし、包括的な一連の指標に対して厳格なテストと評価を実行して、潜在的なバイアスとリスクを特定して軽減しました。安全性と表現上の害に関連する大規模な公開ベンチマークの結果も公開しています。
4. Gemmaで構築されたプロジェクト
「Navarasa」は、「Gemma」で作成したインドの言語の多様性に根ざしたモデルです。
より幅広いAIタスクと課題に取り組むために、新しいアーキテクチャを探求し、特殊なGemmaバリアントを開発し続けています。これには、近日公開予定の 2.6Bパラメータの「Gemma 2」が含まれます。詳しくは、テクニカルレポートをご覧ください。
5. Gemma 2 をはじめる
「Gemma 2」は、現在「Google AI Studio」で利用できるため、ハードウェア要件なしで27Bの完全なパフォーマンス機能をテストできます。また、KaggleとHuggingFaceから「Gemma 2」のウェイトをダウンロードすることもできます。「Vertex AI Model Garden」は近日中に提供される予定です。