ComfyUI で IPAdapter + ControlNet を試す
「ComfyUI」で「IPAdapter + ControlNet」を試したので、まとめました。
1. ComfyUI_IPAdapter_plus
「ComfyUI_IPAdapter_plus」は、「IPAdapter」モデルの「ComfyUI」リファレンス実装です。メモリ効率が高く、高速です。
・IPAdapter + ControlNet
「IPAdapter」と「ControlNet」の組み合わせることができます。
・IPAdapter Face
顔を参照画像として設定し、テキストプロンプトを入力することで、「Face Swap」することができます。ノイズ除去を高くすれば、img2img でも動作します。
・Masking (Inpainting)
IPAdapter を領域に適用する最も効果的な方法は、Inpaintワークフローを使用することです。Inpaintには特定のチェックポイントを使用する必要があります。
・Image Batches
Batch Images ノードを使用して、複数の画像を条件付けに渡すことができます。
2. モデルの準備
2-1. IPAdapterモデル
IPAdapterモデルごとに、使用できるイメージエンコーダ (ViT-H or Vit-bigG) が決まっています。
・v1.5
・SDZL
2-2. IPAdapterモデルの配置
以下に配置します。
「extra_model_paths.yaml」の「ipadapter」で配置場所を指定できます。
2-3. イメージエンコーダ
2-4. イメージエンコーダの配置
以下に配置します。
2-5. フェイスモデル
FaceID には Insightface が必要なので、ComfyUI 環境にインストールする必要があります。
・v1.5
・SDXL
2-6. フェイスモデルの配置
以下に配置します。
3. ComfyUIでの実行
「ComfyUI」での実行手順は、次のとおりです。
(1) 「ComfyUI」のインストール。
(2) 「ComfyUI Manager」のインストール。
「ComfyUI/custom_nodes」で以下のコマンドを実行します。
!git clone https://github.com/ltdrdata/ComfyUI-Manager.git
「CompyUI」起動時に左のメニューに「Manager」が追加されます。
(3) モデルの準備。
各モデルを以下の場所に配置します。上2つが「IPAdapter」のモデルとイメージエンコーダです。下2つは任意のSD1.5モデルとVAEになります。
(4) 「ComfyUI_IPAdapter_plus」リポジトリからWorkflow「IPAdapter_Canny.json」をダウンロードして、「ComfyUI」の画面にドロップ。
(5) エラーメッセージから足りないノードを確認。
(6) 「Manager」ボタンを押し、「Install Custom Nodes」ボタンを押し、以下の1つを検索して「Install」ボタンを押して、「ComfyUI」を再起動。
(7) エラーがでなくなったことを確認してから、2つの入力画像と4つのモデルとプロンプト (cute cat ear maid) を設定。
・cat.jpg (IPAdapterの入力画像)
・cafe.jpg (ControlNetの入力画像)
(8) 「Queue Prompt」を押す。
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