Petoi Bittle 入門 (18) - RasPiによるBittleの制御

「RasPi」からのシリアル通信で「Bittle」を制御する方法をまとめました。

・Raspberry Pi 3 Model A+
・Raspbian Buster

前回

1. PCのPythonからのシリアル通信

「RasPi」からのシリアル通信を試す前に、PCからのシリアル通信を試します。

(1) お腹のバッテリーをONした後、アップローダーでPCとBittleを繋ぐ。
(2) Pythonの仮想環境でpyserialをインストール。

$ pip install pyserial

(2) hello.pyの作成。
「デバイス名」は「Arduino IDE」のシリアルポートで確認してください。

import serial
import time

# シリアル通信のオープン
ser = serial.Serial(
    port='/dev/cu.usbserial-14320',# デバイス名 
    baudrate=115200, # ポート番号
    parity=serial.PARITY_NONE,
    stopbits=serial.STOPBITS_ONE,
    bytesize=serial.EIGHTBITS,
    timeout=1
)
time.sleep(2)

# スキルの実行
ser.write(str.encode('khi\n'))
print('done!!!')

(3) hello.pyの実行
成功すると、挨拶のスキルを発動します。

$ python hello.py

2. RasPiのPythonからのシリアル通信

(1) お腹のバッテリーをONした後、アップローダーでRasPiとBittleを繋ぐ。
(2) pyserialをインストール。

$ pip3 install pyserial

(2) hello.pyの作成。
「デバイス名」は「ls -la /dev/ttyUSB*」で確認してください。USBポートが1つの場合は、「/dev/ttyUSB0」になります。RasPiなので、行頭の「# -*- coding: utf-8 -*-」も必要です。

# -*- coding: utf-8 -*-
import serial
import time

# シリアル通信のオープン
ser = serial.Serial(
    port='/dev/ttyUSB0',# デバイス名 
    baudrate=115200, # ポート番号
    parity=serial.PARITY_NONE,
    stopbits=serial.STOPBITS_ONE,
    bytesize=serial.EIGHTBITS,
    timeout=1
)
time.sleep(2)

# スキルの実行
ser.write(str.encode('khi\n'))
print('done!!!')

(3) hello.pyの実行
成功すると、挨拶のスキルを発動します。

$ python3 hello.py

3. BittleのバッテリーからのRasPiへの電源供給

「Bittle」のバッテリーからの「RasPi」への電源供給するには、「NyBoard」に「2x5ソケット」をハンダ付けして、「RasPi」を差し込みます。「Raspberry Pi 3 Model A+」は「Bittle」のサイズに最適です。ソケットをハンダ付けした後は、裏蓋は取り付けできなくなります。

「RasPi」を取り付けると↓のようになります。

ボードのスペーサーと短いmicroUSBを用意したほうが良さそうです。