LangChain v0.2 の パッケージ構成
「LangChain v0.2」のパッケージ構成についてまとめました。
1. LangChain v0.2 の パッケージ構成
「LangChain」のフレームワークは、複数のパッケージで構成されています。
2. langchain-core
「langchain-core」には、様々なコンポーネントの基本抽象化と、それらを一緒に構成する方法が含まれています。「LLM」「VectorStore」「Retriever」 などのコアコンポーネントのインターフェイスはここで定義されています。サードパーティの統合は定義されていません。依存関係は意図的に非常に軽量に保たれています。
3. langchain
「langchain」には、アプリケーションの「認知アーキテクチャ」を構成する「Chain」「Agent」「Retrieval strategies」が含まれています。 これらはサードパーティの統合ではありません。特定の統合に固有のものではなく、すべての統合にわたって汎用的なものになります。
4. langchain-community
「langchain-community」には、langchainコミュニティによって維持されるサードパーティの統合が含まれています。主要なパートナーパッケージは分離されています。これには、さまざまなコンポーネント (LLM、VectorStore、Retriver) のすべての統合が含まれます。パッケージを可能な限り軽量に保つために、このパッケージ内のすべての依存関係はオプションになっています。
5. パートナーパッケージ
統合のロングテールは「langchain-community」にありますが、人気のある統合は独自パッケージ (langchain-openai、langchain-anthropic など) として分割しました。これは、これら重要な統合のサポートを改善するために行われています。
6. LangGraph
「LangGraph」は、グラフ内のエッジとノードとしてステップをモデル化することにより、LLMを使用して堅牢でステートフルなマルチアクターアプリケーションを構築することを目的とした「LangChain」の拡張機能です。「LangGraph」は、一般的なタイプのエージェントを作成するための高レベルAPIと、より多くのコントロールを構築するための低レベルAPIを提供します。
7. LangServe
「LangServe」は、「LangChain」のChainを「REST API」としてデプロイするためのパッケージです。本番環境に対応したAPIを簡単に実行できます。
8. LangSmith
LLMアプリケーションをデバッグ、テスト、評価、監視できる開発者プラットフォームです。
【おまけ】 統合
・Chat Model
・LLM
・Embedding Model
・Document Loader
・VectorStore
・Retriever
・Tool
・Toolkit
・Memory
・Graph
・Callback
・Chat Loader
・Adapter
・Store