UTM による macOS への Ubuntu のインストール手順
「UTM」による「macOS」への「Ubuntu」のインストール手順をまとめました。
1. UTM
「UTM」は、macOSで動作するオープンソース仮想化ソフトウェアです。Linux、Windows、macOSの古いバージョンなど幅広いOSに対応しています。
2. UTM のインストール
(1) 「HomeBrew」のインストール。
(2) HomeBrewで「UTM」をインストール。
「アプリケーション」に「UTM.app」が追加されています。
brew install --cask utm
3. Ubuntu Server のインストール
(1) Ubuntuイメージのダウンロード。
ARM版の「Ubuntu Server」のISOイメージをダウンロードします。
今回は「Ubuntu 22.04.5 LTS」を使用しました。
(2) 「アプリケーション」の「UTM.app」を起動し、「新規仮想マシンを作成」をクリック。
(3) 「仮想化」、「Linux」をクリックし、「起動ISOイメージ」に先ほどダウンロードしたUbuntuイメージを指定し、「続ける」をクリック。
(4) 設定を確認しながら「続ける」を繰り返す。
今回はすべてデフォルトのままとしました。
(5) 「Linux」をダブルクリック。
(6) 設定を確認しながら「Done」を繰り返す。
今回はべてデフォルトのままとしました。
ユーザー名とパスワードは任意のものを設定します。
(7) 最後に「Reboot Now」をクリック後、左上の赤丸でウィンドウを閉じる。
正しくリブートされないのでウィンドウを閉じています。
(8) 「Linux」を「右クリック→停止」し、「CD/DVD」のUbuntuイメージを「削除」した後、「Linux」をダブルクリック。
(9) ユーザー名とパスワードを入力してログイン。
「Ubuntu Server」のプロンプトが表示されます。
4. Ubuntu Desktop のインストール
(1) 「Ubuntu Server」のプロンプトで以下のコマンドを実行。
sudo apt update
sudo apt install ubuntu-desktop
sudo reboot
(2) ユーザー名とパスワードを入力してログイン。
5. 各種設定
5-1. Ubuntu の日本語化
(1) Settingsを開く。
(2) 「Region & Language → Manage Installed Language → Install / Remove Languages…」で「Japanese」をチェック。
(3) 「Language for menus and windows」で「English」を下にドラッグして「日本語」をトップに。
(4) Ubuntu を再起動。
(5) 「地域と言語」の「フォーマット」で「日本」を指定。
(6) 「キーボード」の「入力ソース」で「日本語 (Mozc)」を指定。
5-2. UTM のウィンドウリサイズの有効化
(1) 「Terminal」で以下のコマンドを実行。
sudo apt update
sudo apt install qemu-guest-agent