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一馬力はお金に働いてもらうしかない。私が小型成長株に投資する理由。
先日、唯一個別株として保有している国内株(N社)の決算が発表された。
決算内容が芳しくなかったため、初心に戻り、私が小型成長株に投資する理由について書いていきたいと思う。
私が実践している小型成長株への集中投資については、過去にも何度かnoteに書いてみたが如何せん需要(人気)がない。
しかし、私のポートフォリオの10%以上(ピーク時は50%)を占めており、セミリタイアに向けた投資戦略において、とても重要な意味を持つため、改めて記事にして投資する意図を伝えていきたい。
まず、日本の小型成長株への集中投資という投資手法は、流行りのインデックス投資(分散投資)や米国株投資とは真逆となる極めてリスキーな投資であることは百も承知の上で実践している。
ではなぜ、小型成長株に投資するのか。
それは、副業が困難な業種に身を置き、一馬力でお金を稼いで子供を二人養っていく者が50歳でセミリタイアを果たすには、高いリスクを許容しなければ大きなリターンは生まれないからだ。
これに尽きる。
副業が禁止され、不動産投資にも制限が掛かっている公務員などの堅い職業であっても、自由に取引が出来るのが株式投資である。
奥野一成氏の代表作である『教養としての投資』には、『永守さんに働いてもらおう』
という考え方が述べられている。
永守さんとは、日本電産(現ニデック)の社長さんのことであるが、私はこの考え方に強く感銘を受けている。
株式投資は、株式を保有することで投資先のオーナーになることが出来る。
つまり、副業は出来なくても会社のオーナーになってしまえば、あとは投資先の社員に一生懸命に働いて貰って、株主は「会社の成長を長期で見守り、成長した暁には利益を享受する」だけで良い。
これが株式投資の本質である。
株主になれば、株主総会の場で経営陣に対して意見具申も可能だ。
私が投資するN社は創業して5年のベンチャー企業である。
発行している株式は少ないし、市場に出回っている浮動株も僅かだ。
過去に株主総会に出席したことがあるが、出席している株主は20名程度。
気軽に経営陣に対して、事業に関する質問を投げ掛けることが出来る。
株主と経営陣の距離感がとても近い。
これが小型成長株投資の醍醐味だ。
同じ小型成長株であっても外国企業の場合は、残念ながら株主総会に出席することはまず不可能である。
国内の小型成長株だからこそ、株主総会で「ちゃんと仕事をやっているのか」「これからどの事業に注力していくのか」疑問に思ったことを経営陣に直接ぶつけることができるのだ。
会社のオーナーは、決算という成績表を四半期に1度確認して、社員がちゃんと働いている(事業が進んでいるか否か)のを確認するだけで良い。
楽な仕事だ。
私は自分には到底できないAIを開発する会社に投資をしている。
投資先の社員はとても優秀だし、自分には無い若さ溢れる研究熱心なメンバーで構成されている。
採用されることはまず無いだろうが、会社のオーナーになることは出来る。
投資の世界には様々なものがあるが、日本の小型成長株への投資こそが、最も投資の醍醐味が味わえると自負している。
私は日本という国が好きである。
日本全体の株式市場でみたら少子高齢化が進む日本の未来に悲観的にならざすを得ないが、教育環境が整った中で勉学に励む日本の若者には期待したい。
私がN社のオーナーでいるのは2030年まで。
あと7年で、私が経営陣に惚れ込み、事業内容の成長性に共感して、投資をした結果が出る。
N社からの給料(配当金)は求めていない。
私が欲しいのは成長した証である7年後の退職金(キャピタルゲイン)だけだ。
ここまで、小型成長株投資への熱い思いを書いたが、この投資戦略が正しかったかどうかはよく分からない。
現時点で事実としてあるのは、含み損が400万あること。
つまり、割高な時に購入してしまったことだ。
これが、保有期間10年という時間軸で考えた時に、僅かな含み損だったと振り返れることに期待したい。
私の第2の会社、頑張れN社!!