10月資産運用報告(金融資産2000万到達!リスクオンで債券比率は急低下)
10月は株式市場が絶好調でした。私の金融資産も保有比率が高い株式資産が増加したお陰で、節目の2000万(前月比+1.0%)に到達しました。その一方で、相関関係が高い債券市場は金利上昇により大きく下落。債券比率は37%から33%に急低下となりました。
10月の主な取引としては、4日の雇用統計と失業率の結果を受けて、TMFを全売却しました。売却のタイミングとしては、決してベストとは言い難いかもしれませんが、3倍レバレッジという商品の特性を踏まえると、利益確定(実現損益+16万、配当金含まず)出来ただけでも良しとします。
TMFの売却資金については、東証米国債券ETF(2621)の買い増し資金に充てました。10月22日に基準価額1200円を割ったタイミングの1195円で1000口を買付を行い、これで東証米国債券ETF(2621)の保有口数は5000口と増加しています。
10月末のポートフォリオはTMFの売却により、全世界株式インデックスファンドと東証米国長期債券ETF(2621)だけのシンプルなものとなりました。
保有比率は、株式67%、債券(投資待機資金を含む)33%と株式比率が大きく上昇していますが、私の年齢(44歳)の割には債券比率が高いアセットアロケーションであったこともあり、リバランスは全く考えておりません。
株式資産に関しては、今後も月々20万の積立投資を継続していきますので、株式比率が上昇していくことは至極当然のことです。投資待機資金に余裕が生まれれば債券の買い増しはあるかもしれませんが、株式を売却してまで債券を買い増すような投資戦略は考えていないということです。
逆に、株式が暴落し、債券比率が上昇する局面では、これは投資チャンスに当たるため債券は躊躇することなく売却し、株式を積極的にスポット購入していきます。
資産形成期における投資戦略は、あくまでも株式投資が主体です。債券投資は暴落への備えでしかありません。少なくとも50歳までは、毎月20万の全世界株式インデックスへの積み立てに加えて、株式が下落する局面では積極的にスポット購入していく投資戦略でいきますので、今年のように株高が長期間にわたり継続するような相場では、退屈でしかありません。
今年もあと2か月となりました。2024年NISA口座で成長投資枠に投じた資金は0円です。株高のまま年越しを迎えるならば、今年の成長投資枠は来年以降に全て持ち越しとなります。機会損失と揶揄されるかもしれませんが、株高だと感じている今の相場で、無理に成長投資枠を埋める必要もありません。
徳川時代の相場訓にも「待つ心」を説くものが多くあります。つまり、相場に長く居座り続けたければ、「待つのも相場」「相場は明日もある」と心得ておくべきでしょう。今は株式が好調な上げ相場なだけに、急いで投資したいと思う人も多いと思いますが、最初に決めた投資方針を逸脱した投資はやらない方が良いと私は思います。
ただし、2年以上、東証米国債券ETFに投資している身から、一つだけ読者の方にアドバイスをさせて頂くならば、日本人は米国債券では無く、「日本円」を暴落時の備えとして保有していくことをお勧めします。
ここ最近の債券価格の下落により、保有する東証米国債券ETF(2621)の含み損が再び100万を超えました。私は、米国債券にヘッジを付けた商品を保有していますが、保有するだけで発生するヘッジコストや信託報酬と先の読めない長期金利の動向を踏まえると、「日本円」で保有しておく方が合理的な感じがします。
コスト0の「日本円」は、円高局面においても十分に保険として機能しますし、暴落時に即対応できるのが強みです。私は、債券投資を2年前に始めたばかりの素人ですので、今は勉強のつもりで保有をしばらく継続しますが、カウチポテトポートフォリオのような株式インデックスと現金(日本円)のシンプルなアセットアロケーションは賢明な投資戦略としてとても理に適っていると考えます。
来週は、今年最大のビッグイベントである大統領選が控えています。相場の変動が大きくなることも予想されますが、投資方針にぶれることなくチャンスを待ちたいと思います。