見出し画像

生活防衛資金を切り崩して、米国債券ETFに追加投資しました。

私が公表している金融資産(運用資産)とは、生活防衛資金(現金)を除いた資産となります。

生活防衛資金は、結婚の有無や子供の人数などの要因によって各家庭で大きく異なると思いますが、私は投資とは別に約500万の生活防衛資金を保有していました。

1馬力で妻と子供2人を養うと年間300~400万程度の支出があるため、仕事を失ったとしても約1年半は生活できる資金といったところでしょうか。

生活防衛資金というと、生活費の1~2年分という考え方が一般的かと思いますが、私の勤務先の特性から考えると、会社が倒産するリスクは極めて低いため、自由に使うことが出来る生活防衛資金については、心のゆとり程度の考えで、特に金額を意識したことはありませんでした。

今回、生活防衛資金500万のうちの約135万を切り崩しました。

理由としては、長男が中学受験をする可能性がほぼ無くなったからということです。私立中学に進学すると3年間で500万程度の学費が掛かります。学校によっては修学旅行で海外に行くとこがあったり、通学交通費が掛かったりと更に多くの学費が掛かるかもしれませんが…。学習面や環境面で手厚いサポートが受けられる私立中学校の学費を考えれば、500万という学費が決して高いとも言えません。しかし、通うのは子供ということを考えれば、子供が希望する公立中学校に進学させることが親の務めなのかなとも思い、子供の意向を尊重して中学受験を見送りました。

私立中学校への進学が無くなり(公立中学校は授業料が無料)、来年は大きな支出も無くなったこともあり、生活防衛資金を切り崩し、東証米国債券ETF(2621)の追加投資に踏み切りました。

東証米国債券ETF(2621)は、米国債20年超ETF(為替ヘッジあり)の投資商品となります。

今年の投資方針は一貫して、「暴落への備え」です。

ここ最近の米国経済は、ハイテク企業の集合体であるNASDAQ100指数を中心に、昨年大きく下落した分のリバウンドとして反発していますが、今年に限って言えば「株式を積極的に買う局面では無い」というのが私の見解です。

つまり、今までと変わらずに
① 全世界株式インデックス投資を毎月決まった金額で積み立てること
② Myルールに則ってレバナスを機械的に買い増していくこと

を投資戦略として実践していくだけです。

余った資金はどうするのか考えます。

① 現金のまま保有
② 債券投資
③ ゴールド投資
④ 通貨分散(米ドル保有)

私は、②の米国債券への投資を決めました。

①の現金保有は、有事(株価暴落局面)の際に即座に投資が出来る柔軟性に優れた戦略だとは思いますが、数百万を利息が付かない現金で眠らせておくのは資産運用としての妙味に欠けると言うのが私の見解です。

③のゴールド投資は、「有事の金」という投資の格言が示すように、世界経済が大不況に陥った時には力を発揮する戦略となりますが、昨年からゴールドは右肩上がりに推移しており、これから大きなキャピタルゲイン(売買差益)を取りに行くのは難しい状況にあります。

④の通貨分散は、多くの富裕層が実践する賢い戦略だと思いますが、利上げが近々ストップするであろう局面において、今からドル預金を開始するのは、適切なタイミングとは言えません。

私が、昨年12月から投資をしている東証米国債券ETF(2621)は、利回りが高く、キャピタルゲインも大きく狙える局面にあります。

そして、東証上場のETFを選んだ理由は以下のとおりです。

〇 二重課税など煩わしい確定申告が不要
〇 為替ヘッジにより為替の変動に悩まされることも少ない
〇 円高局面に移行すれば、2621を少しずつ売りながらドル預金を始めるのもあり

私の投資戦略が正しい選択かどうかはさておき、投資において重要なことは、現在の世界経済(情勢)を客観的に見て、自分なりの経済予測(シナリオ)を描くことだと思います。

自分が描いたシナリオであれば、仮に失敗したとしても後悔は少ないはずです。むしろ、失敗が次への糧となります。投資戦略が脆弱であれば、他人の意見に左右され、下手な売買を繰り返すことになります。投資で失敗する多くのパターンがこれに当てはまります。

今回、生活防衛資金を切り崩し、東証米国債券ETF(2621)を900口買い増しました。これで、2621は3000口(時価総額450万程度)を保有したことになります。アセットアロケーションも債券比率が30%を超えました。

現金余力が増えてくれば、2621は更に買い増していきます。

株式投資に比べると大きなリターンは見込めない投資となりますが、今の米国債券に投資することは堅実な資産運用に繋がると確信しています。

いいなと思ったら応援しよう!