プチ技術レポート#1 22/23ブライトンvマンU
どうも、サッカー教育をITでサポートしたいnozです。
サッカー指導者向けのサービスであるTRAUM COACHING ACADEMYで勉強しつつサッカーを”見る”修行をしてます。
今回は22/23 28節 ブライトンVSマンチェスター・ユナイテッドの1シーンをやっていきます。
三苫選手の”自分の位置”での”運ぶ”
まずは下の動画から三苫選手のドリブルを見てみてください。(再生開始直後に流れます。今回から埋め込みで見れるようにしました)
ゴール前の密集地点で4人のDFに囲まれているのにちょっとスペースがあるようにすら思える、メッシを彷彿とさせるドリブル。
ここでボールを取られずにシュートまで持っていける選手になれれば、今の三苫選手のようにその期待値の高さからボールが勝手に集まって来るようになるはずです。
なぜ三苫選手はここでボールを取られないのか
これは見出しの通りで、自分の位置…つまり常に止める・蹴る・運ぶのすべてができる位置にボールを置きながらボールを運んでいるためです。
例えば、最初のワンビサカ選手をかわしたのはワンビサカ選手のステップを見て背中を取っているのもそうですね。
常になんでもできる、方向転換もできるところにボールを置いて運んでいる上に、しっかりと相手DFを見れてもいるため、ワンビサカ選手が右足に重心を乗せた瞬間に反対を取ることを可能にしています。
更に、その後も体からボールが離れず、常に何でもできる場所にボールを置いているので、三苫選手のシュートを予測できずにリンデレフ選手はボールに触れていません。
結果としてゴールから外れてしまったわけですが、こんなことをしてくる選手は相手からしてみれば怖くてしょうがないし、チームからしてみれば心強くてしょうがないですよね。
どうやってこの”運ぶ”を再現するのか?
改めて、この三苫選手の攻めに重要な点をおさらいしてみましょう。
①ボールを常に何でもできる場所に置けているかどうか
②相手をしっかり見れているか
この2つ。
言うは易しですが、実際ここに近づくために何をすれば良いのか。それがTRになるわけですよね。
まず1つ目、ボールを常になんでもできる場所に置けているかどうかはもうわかりやすくスラローム系のドリブルTRがおすすめです。
実際、下で紹介しているTRは正確性を高めるためのものとしてかなり勉強になりました。
もう少し遊び感覚でできる物で行くと、鬼ごっこ系も近いかもしれませんね
特にこの鬼ごっこに関しては、相手を見て方向転換をするといった”見る”要素も含まれているので、より先程の三苫選手のプレーに近いと思います。
常になんでもできる位置にボールを置いて運ぶ、一見簡単そうですし、実際やってみてもそれだけならすぐやれる人が多いと思います。
しかし、ここに相手を見るというものが加わった瞬間に難易度が跳ね上がるので、とりあえずやってみてもらえるとめちゃめちゃ面白いと思います!
おわり
という感じで、若干諦めかけていたCL圏への希望が出てきたブライトン対マンU戦でした!
こんな感じでこれからもどんどんやっていくので、もしこの試合のこのシーンやってほしい!とかあれば私のTwitterまで連絡ください!