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「ペーパーマリオ オリガミキング」感想と推しポイント(ほぼネタバレなし)
先週の金曜日から発売されている「ペーパーマリオ オリガミキング」。個人的にすっごい楽しめたので、感想とよかったポイントをまとめたいと思います。
どんなゲーム?
ざっくりいうと、紙のマリオがだいたい紙でできた世界を冒険しまくるシリーズ最新作。オリガミの王国を作ろうとする悪い子(下の画像の子)を止めに行くのが大まかなあらすじです。
アクション要素も混ぜつつ、バトルはパズルを解いて敵を攻撃するという、アクションRPGとパズルのごった煮システムとなっています。
ちなみに下の画像でマリオの隣にいるのが今作の仲間オリビアちゃん。かわいい。
私はこのシリーズの3作目(スーパーペーパーマリオ)から入って1、2作目(マリオストーリー、ペーパーマリオRPG)もプレイしたのですが、ちょうど4、5作目辺りが出たときにコンシューマーゲーム離れしていたり評判があまり芳しくないということで触っていませんでした。今回はちょうどSwitch借りてあつ森とかスタアラとかを楽しんでいた時期でしたので、久しぶりに毒っ気を味わいたいなあと思い楽しみ半分、不安半分で購入しました。
キレッキレのネタが楽しめる
個人的に一番期待していた部分なので、キレッキレのネタが至る所に散りばめられていたのがすごく嬉しかったし楽しめました。また本作では道中でキノピオをたくさん助けるんですが、キノピオの一挙一同がいちいちツボに入ってダメでした(いい意味で)。
世界観の構築がものすごい
先述した通り紙でできた世界なんですが、とにかくきれいだし作り込まれて見応え抜群。水しぶきも紙だったり、風景がめちゃくちゃ綺麗だったり、折り紙の折り目すら見えたりと、Switchのマシン性能が遺憾無く発揮されてました。
さらに全編通してBGMがめちゃくちゃいい。ステージをうろついてる時はシンプルで雰囲気重視という感じでしたが、戦闘時BGMになると一気に盛り上がった曲調に。個人的にイベントバトルのBGMに過去作のエッセンスを感じてテンションがブチ上がりました。
パズルが楽しい
これは賛否両論あるみたいですけど、私はバトルで頭をひねりながらパズルをグルグル回しているのがけっこう楽しかったです。うまくいかない時はお金でなんとかしたので、経験値もない以上お金を使ってお金を得る虚無バトルにはなりがちでしたが、雑魚戦でボタンポチポチゲーになるより毎回違うパズルで遊ぶほうが単調にならなくてよかったです。
特にこのパズルが最大限に生かされたのはボス戦で、矢印でマリオの動く方向や戦う手段を決めるというバトル方法。戦い方によってもダメージの与え方が違ってくるので、ヒントを見たり自分で考えながらチャレンジするのもすごく面白かったです。
最初はパズル慣れしてなくて「やってられるか!」と思ったりしましたが、だんだんコツを掴んで思った通りにマリオを動かせるようになるのも楽しかったですね。
救済措置がある
ギミックが解けなくても様々なフォローが入ってくれるので詰みづらい設計になってます。この部分もけっこうオススメできるポイントですね。
まあ実際に出されると意地でも金出さねえってなったりしましたけど…。
終わりに
過去シリーズのような、ちょっとブラックで独特な世界観と個性的なキャラクターを味わいたい方には、今作めっちゃオススメなゲームです。
もちろん過去作のことを知らない方でも、こんな(倫理観バグった資本主義な)マリオ作品はこのゲームじゃないとなかなか味わえないと思うので、ぜひ一度触れてみてください。