AIMCLEARの副社長Michelle Robbinsが語る「ART:Automation,Reputation,Transformation 」
世界最大のSEOイベント、Pubconに来ています。ここではPubconで語られた講座内容を書き起こしつつ日本語に翻訳する形で記事にしています。日本人参加者はかなり少ないようなので、日本語で閲覧できる記事としては、最新情報と言い切っても過言ではないでしょう。
ウェブ解析士協会の江尻代表のお陰で参加できたので、改めて感謝させていただきます。では、見ていきましょう。
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さて、私はこの業界で働くことに多くの喜びをもっていて、データサイエンティストのトレーニングなども行なっているわ。そして、私はフルスタックエンジニアでアナリストよ。AIMCLEARという会社の副社長でもあるわ。
AUTOMATION
オートメーションについて。全てのツールが何かしらオートな要素がある。50年前には考えられなかったけど、とてもシンプルな形で自動化できるようになった。schema.orgの実装は難しいから自動化するみたいなアプローチもあるし、自動化のアプローチはいくつかある。
サイロンの進化について考えると、その鍵を握るのはGoogleやBingだと思っている。では、あまり人気ではない意見を。
#人気のない意見1 :多くの人はコード勉強をする必要がない
多くのAPIがあるけど、マーケティング戦略に活かすためにはコードがかけないといけない。でも、今は絶対必要というわけではなくなってきている。機械学習のAIは、コーディングを超えて、意思決定ができるようになってく。あなたが今の幹となるスキルにフォーカスしすぎると、その幹自体が劇的に変わった場合、仕事がなくなる可能性すらある。
マーケティングとはつながりを産むということ
マーケティングとはつながりだということ。最良のマーケティングは常に人とのつながりを与えてくれるからね。
人とのつながりはAIの時代も重要。
例えば、Ron DanielsというJohns Hopkins大学のPresidentはこういっている。「AIの世界に変わると、人のアイディアやクリエイティビティーが大事になる。だからもっと人自身について学ぶことが重要になる。」
ブランドとは?
マーケティングの人はブランディングをする必要がある。ブランディングは全ての購買プロセスを短くしてくれる。マーケティングキャンペーンにお金を投じるよりブランディングに投じた方が長期的に効率的になるということね。
#人気のない意見2 :E.A.Tはアルゴリズムではない。
E.A.Tはアルゴリズムではなくてガイドラインだからね。さて、欺瞞について。あらゆる手法があると思うけど、ネガティブキャンペーンなども含めてね。
コミュニティーでハッキングが起きたとする。Fakeアカウントがあったりするときは、素早く行動を起こして、事実をしっかり説明する必要がある。フェークニュースの問題もある。
DEEP FAKES
オバマ大統領のビデオをFAKEで作るなんていうのも今は簡単にできるようになった。
このビデオを見てほしい。
この問題について、Facebookが10Bドル、Fakeビデオ防止にお金を使うと発表している。GoogleもFakeNews対策に乗り出している。そこで重要になってくるのは信頼の問題ね。”真実よりも信頼が大事になる”、とMax readは言っているわ。
コンテンツのAFFINITYのインパクトは強烈です。
割れ窓理論というものがあります。もし、Facebookが割れ窓になってしまったら、ブランドが落ちてしまいます。マーケティング担当者は割れ窓理論に気をつけないといけません。
P&Gが200Mドルのデジタル広告費を削ったとき、10%のリーチが上がったという報告もある。
評判の重要性
Edelaman Trust Barometer Reportによると、”消費者はブランドに価値があることを望んでいる。価値の命題だけではなく。”と言っている。そこで、重要なのは本物であること。
1人のスーパーモデルの料金で7人の普通の女性を広告に起用したダブの広告を思い出すわ。
参考)
http://www.nbcnews.com/id/8757597/ns/business-us_business/t/dove-ads-real-women-get-attention/
We Believe: The Best Men Can Be | Gillette (Short Film)という大成功したキャンペーンがある。これは、男性向けのように見えて実は女性向けのキャンペーンなのよ。通常、男らしさは肉体のたくましさのイメージでしたが、そこから転じて、弱いものを守る優しさや、間違っていることを指摘する勇気を評価した動画になっている。間接的に女性を応援したものになる。
Uber、WeWork、など強いけど評判に関してリスクのあるブランドはあるわ。常に評判のリスクについては気をつけないといけない。