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書く気にならないなあってときにテンションがあがる本たち

今年こそ、noteを書くぞ……。
と2024年の最初に思っていた人も多いはず。僕もそうです。

どうですか? 書けていますか?

まあ、書けていない人もいると思うんですよね。
わかります。文章を書くのってなんかめんどくさいじゃないですか。

  • これを書いたところで誰が喜ぶんだっけ?

  • 雑な文章を書いて、自分の文章力がないことバレないかな?

  • 書いても結局読まれないしな……

とか書く前のメンタルブロックもあると思うのですけど、実はこれは「めんどくさいな」って思いが先にあって、そのめんどくささを正当化したり隠したりするための言い訳なんじゃないかな、と思ったりしています。

ということで、そんな言い訳通用しねえぞおおおおお、書くぞおおおおおっていう気合いになる本を紹介します。
(この記事もとりあえず書くか……って気持ちで書いてます)

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あなたも作家になろう

書けよ! っていうマッチョ系な本ではなくて「人はなぜ書くのか?」「ただ書くために書こう」というメッセージをいろんな角度から書いている本です。
書くことに対するネガティブな思い込みを取り払ってくれるような感覚があります。

決して、読んだあとに「おし、いまから書くぞ!」と急に机に向かうような本ではないです。ただ、深呼吸したあとで「ちょっとだけでも書いてみようかな」と書くことに対してのハードルが下がるのを感じられると思います。

私たちが書きたいと思っていることは、それじたい書かれたがっている。

p.26

翻訳のせいもあるのかもしれないですが、ちょっと文章からドラマチックな印象を受けます。好き嫌いはあるかもしれないけど、それも優しく染みる感じがいいと思う。

かくかくしかじか

漫画家になることを夢見る高校生・林明子は、クラスメイトに誘われて、とある絵画教室に通うこととなる。そこで出会ったのは、愚直なまでに絵を描くことにまっすぐな男・日高健三であった。彼の厳しい指導に、時には挫けそうになりながら、時には反発しながらも、明子は先生の元に通い続ける。そして、美大に合格し、先生の元を離れた明子は、そこで初めて、自分が書けなくなっていることに気付くのであった。

かくかくしかじか:マンガペディア

ありがとうマンガペディア。説明の手間が省けました。
ということで、ライティングの本ではないですが、読むたびに突き刺さっています。漫画なので、そこまで肩を張らずにパパっと読めますし、ストーリーもほろりとさせられるというか、周りの人間関係だとか、自分の時間の使い方とか、いろいろ考えさせる大好きな本です。

この絵画教室の日高先生がことあるごとに「描け」と叱咤激励を飛ばしてくれるのですが、それぞれの「描け」がちょっとずつ刺さり方が違っていいんですよね。

林、飲め 今日だけ飲んで、明日からまた描くぞ

一巻

余計なこと考えんでいいから、見たまんま描け

2巻

描きたいものなんてなくていいんや ただ描けばいいんや 目の前にあるものを 描きたいものなんか探しているからダメになる 描けなくなる お前は余計なことを考えすぎじゃ

3巻

1周読んでから、先生がどんな気持ちで上記のセリフを言っていたのか、考えるとまた胸が熱くなります。
おそらく、読んだあとは自分の頭のなかの日高先生が「いいから書けよ」って言ってくれると思います。

本日は、お日柄もよく

ストーリーとしては好き嫌いが分かれるかもしれませんが、読了後に言葉のパワーを改めて感じられる本だと思います。
もっと自由に、もっと心を揺さぶる文章を書きたい。そんなポジティブな気合が入ります(ただ人によっては、ハードルが上がってしまうかもしれないけど)

スピーチに焦点が当たっているようには見えますが、それを文章で読ませているっていうのがすごいことだと思うんですよね。

そして、単純に小説をときどき読むのっていいよね。


余談:自分のリズムを作る

ということで、本を紹介してみました。自分が怠惰で気合いが入らないので、気合いが入る本を紹介する記事を書いてみるというなんとも矛盾な感じはしていますが。

書くぞー! っていう気持ちになることと、実際に書くこととの間ってなんであんなに距離があるんでしょうね。
僕は書きはじめてからは、割とすんなり書けるのですが、書きはじめるまですごく時間がかかるタイプです。書くことだけじゃなくて、他のことも全部一緒。

とにかく最初のめんどくささに対する一歩を小さく踏み出す。そしてそのための工夫をする、そんなことも大事ですよね。
ちなみに僕は10文字を書く、とかタイトルだけ書く、とかアイデアを手で紙に書く、とかそんなレベルのことからとにかく始めることを意識しています。

そう、結局はこういうマインドです。

たまにはこんな記事もいいのではないだろうか!


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