『手帖』と手“帳”①(『平岡手帖クラウドファンディング』)
【クラウドファンディングはじまります!】
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本日から『平岡手帖』定期購読者を募る
クラウドファンディングを開催いたします!
詳細は、
https://camp-fire.jp/projects/view/747748
や、「平岡手帖」Instagramアカウント @hiraokatecho でご覧ください。
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○『平岡手帖』
○場所:CAMPFIRE
○クラウドファンディング期間:2024年4月1日〜4月30日(予定)
○目標金額:170万円(定期購読者300人)
○企画:平岡手帖制作委員会、ハンマー出版、額縁工房片隅
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『手帖』と手“帳”①
今日から『平岡手帖』のクラウドファンディングが始まりましたが、終了予定の30日まで、毎日『手帖』について、そして『手帖』になる前の日々=A5判のコクヨ製“手帳”に書き込まれていく出来事 (これらが、『手帖 4月号』になって、5月末に、定期講読者の方に届くことになります) について綴っていって、“連載ごっこ”をしてみたいと思います。
…とこれを書いているのも小田急線の中です。昨年末に奇禍に遭い消失したアトリエ・トリゴヤ、そしてオルタナティブ掘っ立て小屋ナミイタを手伝いに鶴川駅へ向かっていますが、手伝いは建前で、実際には、昨日で終了した、飯島剛哉さんの『生ハムの光(廃墟に小屋)/アイ アム アルミマン(Burnt Down)』の搬出、小屋の解体を見に行きます。
そしてリュックには手帳が入っていて、この文章を投稿したら、『手帖 3月号』を書くため、まずはじっくり見開きのカレンダーを見てみて、それぞれの日のことを思い出すつもりですが(そろそろ鶴川駅に着きそうだけど…)、特に月はじめは、ひと月分の展示を思い出しながら目の前の展示を見ることになるので、特に不思議な心地がします。
…が、クラウドファンディングをしながら、『手帖 3月号』(ちなみに発表の予定はありません)は書けるのでしょうか…?(明日に続きます)
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『平岡手帖』について。
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1年のうち300日以上を美術に出会うために歩き回っている平岡希望さん。ここ数年は、毎年600カ所以上の展覧会に足を運び、その空間とそこにある作品1つ1つを熱心に鑑賞している。その動向はSNSでなんとなく目にしていた。最近では、かなり長い文章で美術との出会いを克明に記している。しかし、平岡さんの全貌は謎に包まれている。日々どんな生活をしていて、どんなふうに動いて、なにを考えているのか。そして、その美術への熱量はどこからくるのか。僕はずっと気になっていた。美術と出会うために、全てを注ぎ込んでいるような人。そんな人が、1人くらいこの世の中にいてもいんじゃないか。いや、いてもらいたい。そして、そんな生き方を応援したい。そんな思いを数人と話しているなかで、平岡さんの手帖を公開して、日々の美術との出会いを記録発信していく『平岡手帖』という企画は面白いんじゃないかという話になった。平岡さんに話してみると、ぜひやってみましょう、という事になった。展覧会とは、オーロラのようなものだ。その時その場所に行かないと出会えない。そして、その一瞬の会期が終わると風に吹かれた塵のように消え去ってしまう。そんな儚い展覧会というもののアーカイブとして、この「平岡手帖」が、もし5年、10年、続く事ができたならば、未来において日本の美術シーンを語るうえでの重要な資料になるのではないかと夢想する。そして、美術に出会うために自らの全てを注ぎ、歩き回っている1人の人間のドキュメンタリー・ノンフィクション小説として読むことも出来るだろう。平岡さんの1ヶ月を1冊の小説のような形にまとめて、それが1年間12冊、毎月送られてくる。今回のクラウドファンディングでは、そんな『平岡手帖』の定期購読をしてくれる人を募りたい。
この「平岡手帖」を定期購読するという事は、少し大げさかもしれないが、美術という1つ1つの小さな出来事を、1人の存在を通して美術史に小さく書き残していく、そんな事への協力になる。ぜひ、多くの方に平岡さんのそんな生き方を応援してもらいたい。
きっと今日も平岡さんは美術に出会うため歩き回っている。こんな人この世の中になかなかいないと思う。だからこそ。ぜひ『平岡手帖』の定期購読をしての応援、よろしくお願いいたします。
(平岡手帖制作委員会_佐塚真啓)
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