車椅子を押させて頂く際に。
徒競走ですか?と言わんばかりに
ご本人を乗せたまま勢い良く疾走する車椅子を
あなたは見たことありませんか?
ひどい時はその早いスピードで
右手にお一人、左手にお一人みたいな。
恐らく「忙しいから」「急いでいるから」など
理由は様々でしょうが
実際に乗っているご本人からしたら
「怖い」に決まってますよね。
「自分が乗ってたら怖いやろうが?」てな感じ。
これはもう利用者本位とは程遠いのは言うまでもありません。
実際に利用者本位を遵守しているケアの現場では
押させて頂くご本人の視線、表情
その時その時何を思い何を考えておられるのか。
時折立ち止まり、目線の高さを揃えつつお顔を伺い
今のペースで大丈夫か?不安にさせていないか?
果たしてこれで本当に心地よいのだろうか、と。
ただ単に押させて頂くのではなく
その方の代わりになってその方の移動を支援する。
これも質の高いケアかどうかの一つの目安。
一つご参考ください。