【サインデザイン】セミパブリック空間のサイン案件
水道やさんの作る公衆トイレ
地元埼玉県所沢市にある、シン設計室の高橋真理奈さんより受けた依頼。
水道の会社が自社の敷地に公衆トイレを含むパブリックスペースをつくるというユニークなプロジェクト。高橋さんトイレも設計するのかすごい!
ヒヤリング
この場所を「インフラスタンド」と名づけ、
・公衆トイレ
・シェアサイクル
・Wi-Fi
・デジタルサイネージ
など、あらゆるインフラを整えたスペースになるとのこと。
今回は「インフラスタンド」のサインデザインを注文。
私設ではあるけれどパブリック的な場所になるので、公共性を持ったデザインが希望。
デザイン
注文の内容も明確で、問題ないのですぐにデザインに取り掛かれました。
色について
「インフラ」がテーマなので、基礎を活かした設計。丸と四角のシンプルなエレメントも潔くて素敵。
ピクトグラムの色は、「水色」にしました。
なぜなら、この水色という呼び方は日本語特有のもの。水道の蛇口をひねればきれいで安全な水が出るのは、インフラが整っているおかげです。
基礎のグレー地×水色という組み合わせは、ユニバーサルデザイン的にはギリギリのところですが、私設の場所なので実現できました。
まとめ
素敵なスペースが完成!
完成後しばらくは、この場所のご説明をするために広報のお手伝いもしています。
・エリアのご案内
・プレスリリースの発行
・SNS投稿
など。
このような建築物のサインデザインは、建築家が外注するか自分で制作しているのだそうです。
どこに何があるという、目印の役割の他にも、メッセージや新しい価値を提供できる場所にもなる可能性のある場所なので、建築家×グラフィックデザイナーでタッグを組み建築をより魅力的にできたら良いなと思いました。
高橋真理奈さんの設計事務所もあるきちじょう荘
高橋真理奈さんのnote
https://note.com/tkhsmrn
ユニークな水道の会社 KAWAYA DESIGN
https://www.facebook.com/Kawayadesign
このnoteでは、コミュニケーションデザイナーの酒井希が手がけた案件を、プロセスと共に公開しています。
デザインの判断の仕方や進め方がわからないデザイナーやクライアントさんの参考になれたら幸いです。