2023/1/13

快晴。明日から雨が続くらしい。
相変わらず家での作業が多い為、今日も篭るかと思っていたところ窓からさんさんと光る太陽が見える。

太陽を見ると私はパリのパレ広場で日光浴した光景が忘れられない。あれは本当に私の人生史上いちばん気持ちよかった日光浴だった。


こんなにいい天気なのに家にこもりっぱなしは勿体無いし、しばらく日光浴していない。
日本はテラス席が少ないし、友人は寒いとテラス席で食事をしたがらない。
よし、お昼は外で食べよう。

10分ほど歩くと大きな芝生のある公園があるのだが、親知らずを抜いたばっかりだったのと、めんどくさかったので(ほとんどめんどくさかった)、
徒歩30秒の小さな公園のベンチで食べた。


トーストを食べようかと思っていたが甘いものを食べたい気分だったので、ココアオートミールにバナナとオレンジを切って、焼いたくるみも乗せてたものと、コーヒーを入れて持って行った。
近すぎるので蓋もせずに混ぜたスプーンをそのまま突っ込んで、完全部屋着のまま外にでた。


寒く無いし今日は風もない。そして数少ないベンチでちょうど陽の光が当たっている席を見つけた!公園には誰もいない、ラッキー!

オートミールを食べながら、この遊具はいつから設置されたんだっけとか、
真ん中の桜の木(公園のど真ん中に大きな桜の木があるのだ)はいつから咲かなくなってしまったんだっけとか、たわいのないことを考えた。


斜め前には白と黒の模様をした野良猫がそろり、そろりと周りを気にしている様子で歩いている。コーヒーを飲んでいる間にどこかに行ってしまった。


食べ終わり。タンブラーを抱えながら目を瞑り、太陽をこれでもかというほど浴びた。
その時いつも頭に浮かぶのは、パレ広場で日光浴をしていた時に隣に座っていたおばあちゃんの姿。
詳しくは後日別記事に載せるが、なんとも気持ちよさそうに日光浴していたのだ。

パレ広間でのことを思い出しながら、あの時の椅子の座りごごちや、歩いていた時の感覚を思い出そうとしたが、あと少しのところでふわっと消えてしまう。
記憶とはこういうものだ。いずれこの風景すら忘れてしまう時が来るのだろうか。
当時の感覚やいろんな気持ちを思い出して少しだけ目頭が熱くなった。

忘れないために残すのだ、ここに。


太陽の位置が少し動いて丁度木に隠れてしまいそうだったので、帰宅した。
やっぱり日光浴は気持ちが良い。
大満足したのでまた作業に取り掛かる。


そういえば先月購入した香水の連絡がまだ来ない。実はフランスから取り寄せてもらっているのだ。一度確認してみよう。
その香水の話しはまた別日に。


手は作業しているものの、頭の中では明日着る服のコーディネートのことでいっぱいだ。


NOZOMI

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