1週間でアメリカからイタリアへ引っ越せることが判明

私は、自分の性格を「猪のよう」と形容することがあります。
視野がめちゃくちゃ狭く、見えている範囲の場所へ突進しがちだから。
それが良い方向へ作用することもあるし、全然良くない方向へ突っ走ることもありますが。。

最近、NYからイタリアへ引っ越しました。
一度イタリアへ旅行に行き、2週間だか3週間をそこで過ごしてみると、
イタリアで勉強したい熱が高まり過ぎて
あっもうイタリアに引っ越しちゃお!という気分になり、
そこからイタリアでの引越し先を見つけ
イタリア⇄NY往復の航空券を買い(NY滞在は1週間という日程)
NYに戻り、一人暮らしをしていたので部屋の解約を急ぎ・・・
契約期間は相当残っていたのに(何と1年契約して4ヶ月しか住んでない)、
優しい大家さんとブローカーのおかげで無事違約金もなく
スーツケース5個に全ての荷物をパッキングして
イタリアに飛びました。
そのスーツケースも、この1週間のうちにAmazonで買ったという・・・
全てのケースがかなりHeavyで、Heavyシールを貼られ、
イタリア到着時の空港のターンテーブルでは四苦八苦しました。。

なんだか全てのことがとてもスムーズに運んだので、
きっとこれは見えない応援の風が吹いているんだ!と感じました。
普通はNYで賃貸契約書を中途解約すると、違約金をかなり取られたり
契約期間中は家賃を払わないといけなかったりするのですが
なんと大家さんは、書類の作成代として$10でいいよと言ってくれたのです。

NYのお部屋は、1週間一歩も外に出なくても全然平気なくらい
かなり気に入っていたので、引っ越しするのが寂しかったですが
イタリアでの新しいお部屋も大変気に入っています。
そういえば、冬のNYでは引きこもり過ぎて、たまに外に出ると
その辺を歩いている人が「Good morning」なんて声をかけてきて
「あれ!?ここNYだった・・・」という感覚になることがしばしばあったなあ。

そして、個別契約したWIFIの解約日が、退去日(イタリアに飛ぶ日)の
3日前だったので、2日間はWIFIなしでやり過ごさなきゃ・・・と思っていたら
なんと解約日を過ぎてもWIFIが繋がる不思議。
セーフティネット的なものなんだろうな。
そういう柔軟なところ、アメリカの好きなところです。

アメリカはNYしか知らないけど、本当に良い街だったなあ。
離れるのが寂しかった。
イタリアからJFKに戻ってきた時、すごくHOMEに帰ってきたという感覚があって。
JFKで、お節介なナイスNYガイが、「Hey, 道わかんないのか?」と声をかけてきた時とか。(NYの人は知らない人とめっちゃ喋るしお節介)
「私ここに住んでるから大丈夫w」って言うと、「なんだ!旅行者かと思った!助けようと思ったんだよ」と返事してきて、ああNYだなと感じたり。
電車で、知らないアジア人のおばちゃんに、「あれ!?今どこの駅!?○○すぎた!?」と聞いたら笑いながら教えてくれて、○○駅に着いた時にも教えてくれた時。
なんでもないやりとりを、どんな場所でも、その辺にいるあらゆる人とできた街で
アジア人・外国人であることがマイノリティーでなかった街。
(大阪を誇張したような街だと勝手に思ってる。笑)
来るはずの電車が全然こない時には、ホームにいる知らない人たちと一緒になんだなんだと騒げる街。
移民のおっちゃんたちがいつもいつも親切で癒される街。
私に対して態度の悪い人(差別とも取れたり)を見ると、率先して助けてくれる、頼れるおばちゃんやおっちゃんがたくさんいた街。
嫌なことがあっても、すぐその後に、必ず誰かの優しさを感じられる街。

書いてたらNYが恋しくなってきた。
人種や性別を超えて、human beingとしてのあたたかさを、何度も感じたな。

イタリアでも既に、いろいろな人のあたたかさを感じています。
NYとは少し違う感じで、もっと野性的、人間の本質的な感じがする。
人の考え方も全く違って、非常に面白いです。
言葉に慣れたら、もっと楽しくなりそう。


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