【過去の自分への赦し】
絵というのはその都度自分に必要なものをもたらしてくれるけれど
そのメッセージは
それに対峙する時の自分によって、
自己の成長と共に変化していく
過去の作品に呼ばれることがある
少し前に
(これまで描いた作品を
ひとつひとつゆっくり振り返ってみる)
というインスピレーションがあった
時間がある時にのろのろ見返している
描いていたときとは
また少し違うメッセージが受け取れたりしている
そして過去の作品が
今の自分を救ってくれるということはよくある
今回もそれをしみじみ体感している
ある人が
「根拠は無いけど、
今後も絵は望実さんのことを助けるよ」と、
ちょっと絵に対して弱気になった私に言ってくださったことを思い出す
描いている当時は
こういう形で絵が自分をサポートしてくれるものだとは思ってもいなかった
なるべく古いものからと振り返ってはいるが
今はこれかな、という
何となく呼ばれた絵と向き合うが
まさにそれが今の自分にぴったりだったりする
今回も、
生き方が不器用で下手くそだった頃の自分を無意識に責めていた私に
"下手でもいいんだよ
この時の試行錯誤があるから今の私があるんだよ
この時の拙さは二度と表現できないから大切なんだ"
と、はじめて描いた
油彩の絵が優しく語りかけてくれる
小さい頃から無自覚の罪悪感を抱えていることがスタンダードすぎて
まだまだこんなに残っていたとは。
頭ではわかっていても赦しきれない自分に
言葉ではなく
感覚でゆっくりと腹落ちさせてくれる
しばらく目に留まるところに居てもらおう
絵を描いているとき
未来にあるものを取りに行っているだけ
という感覚になることがあるが
改めて時間軸というものは
一方向ではなく
自由に行き来できるようなものなんだと実感した
あの時の私
責め続けてごめんねありがとう
"全部よかったんだ"
"もう罪滅ぼし的に他人を幸せにしようとすることはおしまい"
"自分を幸せにする人生に集中してね"
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