6月20日
内見に行った。
ひとついい部屋があって、ここなら生活を想像出来るなと思った。
だけどなんか迷ってきてしまった。引越し自体を。
わたしはずっといつも所在がない。どこいてもどこにもいないような感じがする。ひとりでいるときだけ自分がちゃんと立つのがわかるような気がする。
だからひとりが好きなのだ。
でもそれは他と向き合うことから逃げていることになるのかもしれないとも思う。
でもどちらにしても何かから逃げているような気がしてしまう。
逃げるという行為に対して罪悪感を感じる、「逃げてはいけない」という考えが刷り込まれてしまっているのはだけど怖いことのようにも思うけれど。
ちょっといろいろよくわからない。優先順位がつけられない。
あれもこれも全部欲しいと思ってしまう。そしてそれが与えられないことが理不尽であるような気がしてしまう。
子供のころ「いやいや園」という絵本があった。あれこれも全部いやいやいやという子供の話。結末は覚えていないけど、自分のことをいやいや園のその子みたいだなとこの数年はよく思う。年々わがままになっているのか、あるいはわがままな自分に目がいくようになったのか。
先のことも自分のこともずっとよくわからない。大人になればわかるようになるかと思っていたこともあったけど、どうやらそうでもないらしいということが薄々わかり始めてしまった。
明日の夜、めずらしく夜遊びの誘いがあった。元気があれば行くね、と答えた。
明日のことは明日にならないとわからない。
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