9月15日

つまらないことがありつまらない気持ちなので日記を書く。音楽を聴いている。音楽って本当にいいな。

今日はこれを観た。

来月森山未來さんのソロ公演があることを昨日知り、迷わず先行チケットに申し込んだ。森山未來さんは本当に素晴らしい役者でありパフォーマーだと思う。初めて彼が踊るのを観たのがインバル・ピントとのコラボレーション作品だった。人間というのはあんな風に体の上から下まで、隅々まで神経を行き渡らせ操り、美しく舞うことが出来るのものなのか、と本当に感動して（それで出来たのが『ホタル』という曲）以来大ファンなのだった。

「ひとりでいるあいだにやわらかくなったこころはあっというまにまたかたくもどっていく」

とても簡潔でとても深度の深い作品だった。またちょこちょこ観よう。

今日は立憲民主党の結党大会があり、ツイッターを開いたらちょうどもうすぐでスガナミさんが出演、というところで慌てて配信を見た。スガナミさんの言葉がとても心に響いた。そうして、この切実な声があの場に座っている政治家さんたちにどれだけ届いているのだろうかと考えた。しっかり心に刻んでくれていることを心から願った。

菅波さんの前に登壇した町田彩夏さんという方のスピーチも素晴らしかった。なんとまだ25歳だった。若者の政治参加のための活動などをこれまでずっとされてきたらしい。理路整然と政治における多様性の重要さと現在の日本における問題点を説き、政治家達を激励していた。「期待しています」とそのスピーチは締め括られた。

それにしても日記に書く気にもならないほどの悲惨さだ。この国がこれからますます後退していくことだけが着々と約束されていく。それを黙って見ていることしか出来ない。絶望せずにいろという方が難しい（あと違う話だけど日清があまりにダサすぎる。それこそ絶望的に）。

自分の足元をしっかり固めながら、大きな視点や長い視点を忘れないようにしなくてはいけない。

もう長い付き合いの音楽仲間から久しぶりに連絡があり、音響の仕事を辞めまったく違う分野の会社で働くことにした、という報告を受けた。心はとても静かだった。ただもうPAを頼めないのだなと想像したらさみしいなと思った。新たな門出に向かう彼を応援している。そしてとても感謝している。ということを伝えた。

わたしはいろんなことを忘れないでいよう。それくらいしかいまは出来ない。
ちゃんと自分の頭で考え、自分の足で立つこと。

音楽を聴いてる。音楽はいい。夜が長いなぁ