3月12日

最近なんだか毎日のように「疲れたなぁ」と思っている。それは体が疲れているというよりは、なんていうか全体的に、わかりやすく言えば気持ちが疲れている。ように感じている。思考の癖、口癖みたいになってきてしまっているような気がするからあまり良いことではないなぁと思うのだけど。でも帰り道に橋を渡りながら遠くの夜景を見ながらゆるりゆるりと歩いていると「あぁ疲れたなぁ」と心の中で呟いてしまうのだった。

わたしの不幸の要因は紛れもなく自分自身にある。わたしの持っているこの身体や能力やそしていま身を置いている環境がそっくりそのままなにひとつ変わらなくても、本当は十分に幸せに暮らすことができるはずなのに。わたしが不幸なのはわたしがそれらをなにひとつ許し受け入れることができないから、本当にただただそれだけ。わたしがわたしを不幸にしている。なんという不幸。悲劇だ。

わたしはわたしに疲れている。本当に、疲れている。

きのうの夜から今日にかけて久しぶりに一気に小麦を摂取したから弱気になっているのかもしれない。大概のことを食べもののせいにしている。明日は久しぶりになにか焼こうかなぁ。よくわからないところで買ったよくわからないものを食べるよりはその方がいい。でもなんかちょっと面倒くささを感じており、そういう自分にちょっとぞっとする。

きのう久しぶりに外で遅くまで飲んで、帰りに友人の自転車のカゴにこっそり小さなプレゼントを置いて帰った。自分用に買ったものだったけれどなんとなくふたりにあげたいなという気持ちになった。黙って勝手に置いていってしまったけど無事に受け取ってくれただろうか。

原稿をさ、書いていたらあとからあとからたくさんの記憶や想いが芋づる式に溢れてきて、なるべくそれに争わずにキーボードを叩きたいが言葉が追いつかずときどきつまずく。原稿用紙はあっちに行ったりこっちに行ったり、ひっちゃかめっちゃかの様相。だけど、これはちゃんと書きたい、書くべきことだ、という強い気持ちがある。そう思えるものがあってよかった。本当によかった。

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