12月30日

いよいよいよの年末。

きのうは午前中についにダイニングテーブルが到着。非の打ち所のない可愛さ。完璧。置く場所は決めていたので、キッチン横の窓際にすっぽり納め、最近知り合った作家さんがくれた2021年の卓上カレンダーを置く。椅子がまだないので、以前古道具屋さんで買った小さな踏み台を椅子代わりに。なかなか良いと思う、うん、いいと思う。

ここ数日はまた暴食気味だったのできのうの午前中は胃を休め、お昼に豆乳の野菜スープとりんごなどを食べて、食後にまりちゃんのコーヒー。まりちゃんの豆はやっぱり新鮮だからかすごくよく膨らんで、その様子が可愛い。香りが全然違う。もちろん届きたてのダイニングテーブルで。こうして少しづつ部屋にも愛着が湧いていくのだった。

夜はWeekend Garage Tokyoの営業最終日に。ひとりで行くのは心細くてエメラルドの中野さんに連絡して待ち合わせをした。お世話になったベンさんやスタッフさん達に挨拶をして、久しぶりに顔を合わせたミュージシャンの面々と話をした。閉店。なくなるというのはどういうことなのか。その全体はとても大きいから受け止めるのは難しい。だけど意識をしないとただすーっと通り過ぎて忘れてしまうような気がする。年明け、ゆっくりベンさんと話せたらいいなと思っている。

WGTを出て、ひとりでTangleへ。サックスの大ちゃんがいたのでカウンターで並んで飲む。大ちゃんとはライブハウスのあれこれなどについて時々やり取りしていたのでゆっくり話したいなと思っていたのだった。最後はマイケルさんのDJとギターとサックスのセッションがありゆらゆらといい気分になり、みおさんとマイケルさんに挨拶をして店を出た。

きのうはWGTで2杯とTangleではたったの一杯(申し訳ない)だったにも関わらずなんだかちょっと酔っ払ってしまって、ふわふわしながらのんびり家に帰った。

WGTに行く道すがら、さよこさんに返事を書いた葉書を出した。

今日と明日でお終い。

毎朝ノートに1ページ、頭の中をただただ書き出すということを習慣にしているのだけど、今朝は割と自分を労う言葉が出てきてなんだか安心した。よく生きたなぁと思うよ、本当に。わたしも、みんなも。生きた。それだけで十分にすごいし偉い。明日はやっぱり実家に帰ることにした。ちょっといいケーキでも買って行きたいけど、大晦日ってケーキ屋さんやっているのだろうか。乗り換えの駅のケーキ屋さんをあとで調べる。

みんな本当によく頑張ったよね。わたしたちは頑張った。よく生きた。美味しいもの食べて、少しゆっくりして、また生きよう。

年の瀬に自分を責める気持ちでなく、ちゃんとこういうやさしい気持ちになれて本当に良かったなと思う。そしてそれはやっぱり友達のおかげだなと思う。ひとりぼっちをずーっと抱えて生きているしこれからも生きていくのだと思うけど、でも、手を握ったり抱きしめてくれたりする人たちはちゃんといる。そのことをすぐに忘れてひとりで閉じこもっていじけて、でもそのたびにこっちだよ、そっちじゃないよ、と言って引っ張りだしてもらって、そうしておずおずと扉を開けてみればそこには光とかぬくもりとかそういうものがあって、あぁそうだ、そうだったと思う。今年も結局またその繰り返しだった。ずっとそうやって生きている。

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