12月13日
自堕落な気持ちのまま、日頃の倍の量を食べる日々を続けていたらみるみるうちに顔がまるい。なんとなく人と会ったり、外に出掛けていくことが続いていたけれど、きのうでひと段落、たぶん。気持ちを落ち着けてやるべきことをやらなくちゃ、そろそろ、いい加減、と何度も思いながら、今日。
きのうは藝大の千住キャンパスというところまで出掛けて行って(とても遠かった、一時間半かかった)Art Pathというイベント(学生たちが作品を発表する文化祭のようなものらしかった)の中でのトークイベントに参加させてもらった。テーマは「コロナ禍と音楽」。南田勝也さん、岡村詩野さん、篠田ミルさん、と一緒に、司会は日高良祐さん、毛利嘉孝さん。気軽なお誘いをいただいていたので気軽な気持ちでいれば、数日前になって「10〜15分それぞれ好きなことを話してもらって、後半はクロストーク」というような連絡がきたので慌てて話すことを考えた。SOSやWNCでのこの間の活動と、それを通して感じたことを話した。意外とよく話せてひと安心(この間のCLPで本当にまったくひとつも話せなかったのでそのトラウマがすごい)。南田さん、岡村さん、ミルくんの話もそれぞれにとても興味深く、いろんな角度での話が聞けてとても勉強になったし楽しかった。有意義な時間だった。終わりの質疑応答で、来年藝大を受験するという男子高校生から「SOSなどの活動に対し、SNSなどで攻撃をしてくるひとたちにどう対応したらいいか」というようなことを聞かれ、一同でうーん、と唸ってしまうなど。わたしは面と向かってやり合っても仕方がないから地道に仲間を増やして話を広げていくことが大切なのではないか、想像力の欠如が問題だと思う、といったことを話した。毛利さんがふわっと救いとり取り込んでいく、というようなとても柔らかなことを仰り、なるほどなぁと思った。
終わったあとは自由が丘まで移動して久しぶりに会う地元の友達とそのパートナーと食事。こじんまりした居酒屋でしっぽり飲みたい気分だったので、自由が丘在住の飲んべのベーシストに居酒屋情報を教えてもらったのだけど日曜日はどこも休みで、開いているお店もどこも混んでいてなかなか入れるよいお店がなく、しばらくうろうろとさまよったあと、結局沖縄料理屋さんに入った。沖縄料理はとても好き。久しぶりにもずくの天ぷらやフーチャンプルーやブルーシールアイスを食べられてわたしは機嫌が良かった。わたしも彼らもすいすい酒を飲み、よく喋った。楽しくなって余計なことを言っていないだろうかと今日になって少し不安。はるかさんの本をふたりにプレゼントして、フェミニズムの話になったので、読みかけだった「99%のためのフェミニズム宣言」もあげてきた。なにかの参考になるといい。わたしももう一度買って続きを読もう。ひとに本をプレゼントするのはとても好きだ。あっという間に閉店の時間になり、帰路についてみるとなるほど少し酔っていてふわふわと歩いて帰った。
今朝は起きて一番に野菜のスープを作った。冷蔵庫に残っていた玉ねぎときのこ類とにんじん、キャベツとそれから何日か前に買ってきた白菜を山盛り。クミンシードとトマト缶。白菜は蓋が閉まらないくらいたくさん入れたけれど、放っておくと勝手に水分が出てあっという間にカサが減る、その様子をみるのが好きだ。無敵の無水調理。ストウブ鍋を買って本当によかった。スープに合わせて今日はハーブのスコーン。いろいろ、食べもののいいにおいで部屋が満たされると幸せな気持ち。
ばーっとシャワーを浴びて、足湯をしながらこれを書いている。最近はときどき足湯をする。湯船にゆっくり浸かる時間がないときや面倒なとき、でも足が冷たくて冷えるなぁ滞っているなぁと感じるとき、手軽にできるからいい。引っ越しのとき、なぜか実家にふたつあった足湯用のバケツをひとつ父がくれたのだった。大きいし置く場所ないし邪魔だなと思っていたけど、意外と役に立っている。
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