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Q.ハリのある肌にはコラーゲン配合がいい?
こんにちは。
のぞみはりきゅう院、はりきゅう師の栢森結希(かやもりゆうき)です。
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前回に引き続き、みなさまがスキンケア商品を選ぶ際のヒントになるお話をいくつか紹介していきたいと思います◎
本日はコラーゲンのお話です。
前回の記事はこちら🔽
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美肌効果としてのコラーゲン
コラーゲンも、みなさんもうお馴染みの成分だと思います。
美肌効果があるとして、ドリンクやゼリー、錠剤などの健康食品はもちろん、コラーゲン配合のスキンケア商品もたくさん出回っています。
コラーゲンの役割
コラーゲンは、わたしたちのからだを構成するタンパク質の一種で、体内の全たんぱく質の約30%を占めています。
そのうちの40%は皮膚、20%は骨や軟骨に存在し、そのほかは血管や内臓などに分布しています。
肌に関していうと、皮膚の真皮は、コラーゲンでできています。
真皮は、いわば皮膚の土台で、肌のハリや弾力をつかさどる部分です。
コラーゲンが真皮で網目をつくり、肌の強さやハリをもらたしてくれているのです。
そのため、コラーゲンがしっかりあれば、皮膚の弾力が保たれ、ハリのある若々しい肌が維持できます。
では、コラーゲン配合のものや、コラーゲンを食べればハリが弾力が復活するかというと、そう単純でもありません。
出典:落合博子『美容常識の9割はウソ』
表皮のバリア
そもそも表皮の一番表面である、角質層は身体のバリアとして、変なものが皮膚の中に入っていかない仕組みになっています。
つまり相当に分子の小さい物しかバリアを抜けられないようになっており、表皮は分子量3,000以上の物質をブロックをします。
海洋性コラーゲンの分子量は約10万、動物性コラーゲンの分子量は約30万とされ、いくら配合されていても、そもそもバリアを通り抜けてすらいないことが分かると思います。
出典:上原恵理『すっぴんクリティを上げる さわらない美容』
以前の記事はこちら🔽
食べ物としてのコラーゲン
また、コラーゲンを食べても、体内でコラーゲンになるわけではありません。
コラーゲンや肉や魚と同じ、「たんぱく質」ですから、体内では消化酵素によってアミノ酸やペプチドといった小さな分子にまで分解されて吸収されることになります。
吸収されたアミノ酸は、体内でたんぱく質を合成する材料にはなりますが、それがコラーゲンになるとは限らないのです。。。
出典:落合博子『美容常識の9割はウソ』
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はりきゅう師 栢森結希