やはり人に会わないと元気が出ない
ここのところ、精神的に不安定だ。
先日出掛けて、元気が出たのに、残念ながら、Yahoo!ニュースを見ていると、不安はぶり返す。
つらい。
今日は仕事中、いつ仕事から早退するか、そればかり考えていた。
なぜ、わたしの人生って、つらいことばかりなんやろ。
不要不急の外出はするな、と言われているけど……、
もう限界。
仕事が終わった後、親友にLINEで連絡をとった。
「話したいから、夕食をとらへん?」
親友は快諾した。
コロナ・オミクロン株感染が連日1万人超えの大阪。
誰が感染してもおかしくない最中の外食。
でも、わたしのメンタルが非常事態だ。
「不要不急」じゃない。
誰かと話さないと、わたしのメンタルは病に陥る。
夕食は、親友の職場の近くにある、コロナ対策が施された行きつけの喫茶店にした。
わたしは、自分にのしかかっていた精神的なつらさを、親友に話した。
マイペースな親友は、わたしにアドバイスをした。
「いまの日本、パンデミックの長期化で、狂っているからね……。喫煙禁止の列車の中でたばこを堂々と吸っていた大人が、注意した高校生に対して、頭蓋骨骨折になるまで殴る。なんでそこまでせなあかんねん。狂ってる」
「心がしんどい時は、植月が真剣にやっている仕事や、植月がどうしても目を向けてしまう社会の悪に対して『常に立ち向かう』のではなく、『逃げる』ことも大事やで。精神的にしんどくなったら、『逃げる』ことも体調管理。別に逃げてもいい」
友人の言葉に、重しのようにのしかかっていたつらさが、少し軽くなった。
1時間ぐらい話をしたが、時間が経つのが、意外に遅かった。
珍しく。
やはり人に会い、人の体温を感じ、人と直接話さないと、わたしは元気が出ない人間なのだと、改めて感じた。
わたしと話す時間を作ってくれた、親友に感謝している。
コロナ禍は、一体いつまで続くのだろう。
「不要不急」という言葉が様々な場所で飛び交う。
わたしも、コロナを広げないために、最大限のことをしている。
でも、人がひどく悩み、悲しみ、うつの一歩手前のメンタルSOS状態にある時は、人の体温を感じながら会って話をしないと、重荷を取り除かないといけない時がある。
人は、人の温度を感じてコミュニケーションをとり、癒しを受ける生き物である。
たとえコロナ禍の最中であっても、
人が人の温度を感じて話す機会を奪ってはいけない。