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ルッキズムについて〜縛られているのか、縛っているのか〜

日本人(に限らないかもしれないが)は外見によって差別をする人種だと私は思う。
それに対しての最近の私の考えと行動について残したい。
ルッキズムについて語るのはなんだか少し恥ずかしいとまだ思う自分もいるので、これを読んだ私の友達はこのnoteについてむしろ触れてください(?)

外見についての考え方の遷移

外見について、自分がどうありたいかと、周りをどう見るかの2視点があると思うが、自分がどうありたいかについての考え方の遷移を振り返る。

モテたい思春期

私が外見を気にするようになったのは中学生の時だと思う。
人を好きになるという気持ちが生まれ、両思いになりたいと思った。
中学生なんて、カップルなんて概念はほとんどなかったが、可愛くなればモテるんだろうなと単純に思った。
自分はどうしてこんなにも可愛くないんだろうか、と周りと比べて落ち込んだが、無駄に自己肯定感は高いため、モテるために行動しようと思った。

教科書はネットである。LINEのニュース欄にある恋愛コラムは毎日チェックしていたし、YouTubeでメイクの勉強をしていた。
恋愛コラムで学んだことについては省略するが、自分の改善するポイントはたくさんあって、とても勉強になった。
そこで思ったことは、モテる人=男女問わず周りから愛される人だということだ。それは今でも生きている気がしなくもない(知らんけど)

ちなみに、私のコンプレックスは一重であること。アイプチなしでは生きていけない生活は高校〜大学の7年間続いた。
校則のない高校だったから、化粧をしても誰からも怒られることはなかった。
部活はガッツリやっていたから、高校に行くのにそんなにケバいことはしていなかったが、化粧をして自分の顔が変わるのが楽しかったし、少しでも可愛くなっていることが嬉しかった。

化粧で自分に自信がついた

それが一番大きいと思う。より積極的に行動できるようになった。
でも逆に、すっぴんで人前になんて出られなくなった。
化粧をする前と後では顔が違うから、すっぴんを見られて引かれたらどうしようという考えがこびり付く。
化粧をしていて、不細工じゃないから、みんな私と仲良くしてくれているんだと思うようになってしまった。
おかげで、泊まりに行く時もアイプチは取れないし、朝一番に起きて化粧をしていた。

顔だけでは生きていけない

大学生になってもそれは続き、大学ではそこそこモテていたと思う。(工業大学で女の子が少なかったせいかもしれない、というかそう)
ただ、可愛いだけじゃダメだということに卒業あたりで気づく。
色んな人とデートをしたり付き合ったりしたが、結局長続きしないし、見た目で判断してくる人なんてやめた方がいいと思った。

だから、逆に着飾るのを辞めようと思った。
もちろん、清潔感とか最低限は大事だけど、自分の顔を偽ってまで持つ自信は違うなと思ったのである。
私は今、会社にアイプチをして行っていない。それでも問題なく生きていける。それを知ることができたのは私にとって大きな前進である。
別に可愛くなくても中身でカバーできることを知った。

ルッキズムは蔓延 はびこっているのか

ここからは、私のルッキズムについての考えを述べたいと思う。

「可愛いは正義」という言葉は私を縛ってきた言葉である。
可愛い子がいるだけで場が和むし、いるだけでなんだか幸せ〜と思うから。
私自身、可愛い女の子を見るのが好きで、そういう子になりたいと思うし、おしゃれで可愛くなるための努力をしている子は素敵だなと思う。

また、可愛くない子については当たりが強かったりするのはSNSでよく見かける光景ではないだろうか。
可愛いの境界線は人によってそれぞれだとは思うが、「太っていない」「小顔」「二重」「筋の通った鼻」「Eラインの綺麗な口元」は可愛いの基準になっているのを感じる。

でも、これは勝手な基準でしかない。
可愛いの価値観に縛られているのかと思いきや、自分で自分の首を絞めているのである。
この基準に見合った可愛いでなければならないという固定概念縛られているのは自分であるということに気づいた。

もちろん、可愛いだけで周りから+に捉えられることもあるし、それを羨む気持ちはいつまでも消えないと思う。
でも、羨んでいても何も変わらない。この顔で生まれたことは変えられないから。

だから、私は可愛いを追求するよりももっと内面を磨いていこうと思う。
そしてその内面を見てくれる人たちと付き合っていきたいと思うし、自分磨きは今の自分の顔を生かせるように頑張りたい。
可愛いは他の人に担当してもらうことにしよう。笑

可愛いというだけで得することはたくさんあるが、可愛くないからと言って愛されないわけではない。
頭ではわかっていても、得することの多い可愛い人になりたいと思う自分がいる。
でも、顔がいいから可愛がられると自分で自分を洗脳することに疲れた。

まとめ

ルッキズムに関して、私はまだ自分の結論を持っていない。
だからこそこれからも向き合っていくと思うし、悩むこともたくさんあるかもしれない。
悩んでも答えは見つからないかもしれないけど、顔を抜きにして愛してくれる相手が見つかれば落ち着くような気もしている。

これからも自分磨き頑張ろうっと😁