かわいいが後押しする再登校
在宅小学生Qちゃんの小学校は明日から学校が始まります。もう夏休みも終わり。
いわゆる不登校児になってから1年が過ぎました。そして2度目の夏休みの終わりを迎え
なんとQちゃん
急に
「教室に見学に行ってみようかな」
と言い出しました!!!
きっかけはこちら。
本屋さんで買って、私もぱらぱらっと読ませてもらいましたが、「ステキ女子」「かわいい」だけでここまで内容の濃い内容の本ができるのか・・・と思わず唸る内容でした。
令和の女子は「モテ」はさほど重視しないのね。
でもそれって大切なことだと思う。
この本の話は別の回で書きたいです。
何はともあれ、この本を読んでいたら
「私もステキ女子になって、ステキ女子のお友達と過ごして、もっとステキな人になりたい」
「私は言葉を知らなすぎると思った。やっぱりお友達と話さないからだと思う。勉強するのもいいな」
「それに、お友達が少ないとバンドメンバーも集まらないでしょ(Qちゃんはジャズバンドで演奏活動をしてみたい)」
と思ったみたいで、突然学校に行ってみたくなったみたいです。
今夜(夏休み最終日)はせっせと明日の学校の準備をしています。
とはいえ、これを言い出したのが土曜日なので、まだ学校には連絡できていないんですけどね。
明日、
「先生・・・すみません、なんか学校行って、教室行ってみようかなって言っています」
って連絡しなきゃならない。
ほんと、いつも突然ですみません・・・また職員室をざわつかせてしまう…
たぶん、というか、絶対断られないと思うし、みんな喜んでくれると思う。
一応、最初は見学ということでちょっとだけ教室をのぞいてみて
理科とか音楽とか、受けてみたい授業を午前中だけ受けるのが本人の希望です。
給食食べて午後までいるのはちょっと難しそう。
でも、
「教室なんか絶対行かない」
と言っていたころに比べたら飛躍的な進歩だと思います。
ここまで長かった。
夜な夜な「不登校 原因」「不登校 親の特徴」「不登校 解決」とかで検索していたあのころが懐かしい。あんまり思い出せないけど(笑)
私たちの場合は、本当に周りの人に恵まれていた。それに尽きます。
習い事のフラダンスの先生やフラシスターのお友達やお母さまたちは、ずっと何も変わりなくQちゃんと接してくれました。
Qちゃんはあるときから熱心にピアノを練習していて、今度からピアノ教室に通えることになりましたがフラを辞める気もさらさらないようです。
「え、ピアノ習うならフラ辞める?」
と言ったら全力で拒否されました。
「ピアニストになってもフラはやめない」
と。
私もミニフラダンサーとして笑顔で踊っているQちゃんも大好きだからほっとしました。
フラとアロハの心はQちゃんの心のよりどころなのです。
学校の先生方も、学校に行かない決断をしたQちゃんと私たちを否定することなく
特に前教頭先生は教頭先生をお辞めになった後も個人的に私たちを支えてくださって
後任の教頭先生も、新しい担任の先生も、別室登校で付き添ってくださる先生も、音楽の先生方も、ご近所さんも、みんなみんな・・・
Qちゃんと、その親である私にかかわる大人はみんな、私たちを尊重し励まして、根気強く待ってくれて、いつも通りに接してくれました。
それがどれだけありがたかったことか。
子育てはまだまだ続くので、こんなんで悩みが終わるとも思えませんが
(どうせ新たな問題が出てくる)
本当だったら手を離して学校に行かせなきゃならない時期に、1年も在宅小学生の子供を育てさせてもらったこと
間近でQちゃんの成長を見させてもらえたこと
このことは私の人生にとって本当に有意義でありがたく、幸運なことでした。
明日からすこーしだけQちゃんの手を離さなければなりません。
でも心は絶対に離さない。
Qちゃんが見た目も中身もかわいいステキ女子になって、学校生活が楽しめますように。
最後に、夏休みが終わるのが不安で学校に行きたくない君へ。
なんでもいいから、とにかく生きていて欲しい。
世間はそんなに厳しくないということを忘れないでほしい。
厳しい世の中でないと損をする人が
「社会は厳しいんだから学校くらい行かないと」
と追い打ちをかけているに過ぎません。
必ず助けてくれる人はいるから、安心して休んで。
社会はそんなに厳しくない。
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