不登校児、再び学校に行く。
夏休みになりました。
まぁエブリデイ夏休みだけどな!!って去年は言っていましたが
実は在宅小学生Qちゃんは少しだけ学校に行くようになりました。
これはもう不登校じゃないんじゃないの!?
と思ったら、年間30日以上休むと不登校と定義されるみたいなので
まだまだ在宅小学生を名乗っていてもよさそうですね。
私が春から早朝のアルバイトを始めて、ひとりで家で過ごすのがちょっと寂しくなったようで
「お母さんあんまりお仕事行かないで」
と言われましたが
それはいくら大好きで大切なQちゃんの頼みでも無理です。
やっと見つけた最高の仕事。
やりがいもあってお金ももらえてしかもそんなに大変じゃなくて、絶対に辞めたくないのです。
「そんならちょっとだけでも学校行けば?とりあえず誰かはいるよ」
と言ったら、
「うーん・・・じゃぁ行ってみようかな」
と結構あっさり承諾されて、面食らってしまいました。
とはいえ、いきなり教室でみんなと同じように勉強するのはさすがに無理なので、私の仕事が終わるまで別室登校という形にさせてもらっています。
Qちゃんがまだ普通に学校に通っていたころはタブレットはほとんど使っていなかったのに、そういう教材で苦手な漢字の勉強をしたり、絵を書いたり書道をしたり、私がさせてあげられなかったことをさせてもらっていて
もちろん音楽室や体育館のピアノを弾かせてもらったり、別室にはキーボードを置いて好きな時に弾けるようです。
先日は野菜の収穫なんかもさせてもらって、お土産にとっても立派な夏野菜をいただきました。(写真を撮るのを忘れて食べちゃった!)
夏休み前の子供たちのお祭りに参加させてもらって、元クラスメイト達とも会って、憧れのジャズバンドメンバーを募集したり(未だ応募がありません笑)
少しずつ学校の感覚が戻ってきたのかなと思います。
以前、放課後学校にピアノを弾きに行ったとき、うっかり集団下校の子供たちに会ってしまって
「なんで学校来ないの!?」
「なんで学校来たの!?」
と、なんでなんで攻撃にあって困ってしまったことがあり、先生方には
「あんまりなんでって聞かないでほしい・・・」
とリクエストを出していたのであまり聞かれなくなりました。
みんな、なんで学校に行くの?(質問を質問で返すスタイル)
きなこ揚げパンの日の給食を食べてみたかったらしく
1回だけ給食を食べて帰った日には、親の私は感無量でした。
Qちゃんが!!!給食を!!!食べている!!!
もう毎日きなこ揚げパン出してよ。
これはもう普通に教室に戻れる日も近いんじゃないの!?と思って
「どう?教室行けそう?」
と聞いたら
「それは無理でしょ」
と即答されてしまいましたが・・・
小学校のうちはこんな感じで学校に通うんじゃないかなと思っています。
教室はあまりにもハードルが高い。
なんとなくだけど、Qちゃんは管理されるのが嫌なんじゃないかなと思っています。あと、時間の制限。
小学生を30人くらいまとめるには管理的な指導も必要なのでしょう。
それは理解できます。そしてそれにちゃんと順応できる子供達もたくさんいます。
Qちゃんはあまりに自由な子なのです。
まぁわがままともいうのかもしれませんが・・・
ただ、こういう子がいてもいいと思います。
全員がこうはならないでしょう。
学校の教室で成長した子供たちと、それ以外の場所で成長した子供たちがそれぞれ歩む道の先にどんな未来があるんだろう。
きっとそれぞれの個性を掛け合わせて、今の私たちが創造もつかないような未来を創っていくんだろうなと思うと、とっても楽しみです。
学校の先生方には本当によくしていただいています。
新しい教頭先生も素晴らしい方で、Qちゃんを担当してくださっている先生も本当にやさしくて子供思いの先生で
いつも助けられています。
だからなのかなぁ
今別室登校のお子さん、すごく少ないみたいなんですよ。
去年12月くらいには行くたびに別室登校の子が増えている印象でしたが。
今住んでいる家からそろそろ引っ越したいと思うものの、
こんないい環境を作ってくださる学校に通えるのに引っ越すの嫌だなぁ・・・学区内に条件があう家もないし。
でも家が狭いよ!!
どうしよう!!
学校と家の問題と、
Qちゃんの音楽の話はまた今度。
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