今年の冬にわかったこと

 今年の冬にわかったことの一つは、冬でも除湿シートは有効だ!ということでした。
 夏の間、寝汗取りに大活躍していた除湿シートですが、冬に使っても快適でした。冬は、防寒のためにしっかり布団にくるまって寝ていますが、そうすると意外に布団内湿度が上がってしまう。これでは確実に布団が湿気っぽくなるなあ、と思って除湿シートを敷いてみたら、睡眠中もほど良く脱湿してくれて、良い塩梅でした。来年も忘れず使おうと思います。


 わかったことのもう一つは、肌が乾燥するのには、筋肉の働きが低下しているから、の場合がある、ということです。
 そんなん、筋肉が血液を流しているんだから〈乾燥―血液―筋肉〉が関連するのは当たり前やん、と、突っ込まれてしまったらその通りなのですが、ちゃんとアカラサマに観察・実現できたことが私には収穫なのです(実際、乾燥がなくなって楽でしたし)。

 昨年の秋かそこらに、私は自分の顔に施術して、筋肉状態を改善していました。その結果が、乾燥の強まる冬にどう表れるか、それが楽しみでした。で、見事にカサカサになりませんでした。例年、とくに口周りが白く・粉っぽく・ポロポロ荒れていたのですが、それは起こらず。顔面皮膚状態が全体的に比較的均一に保たれていた感じです。
 結局、朝に一回、固形せっけんで、それ以外のときは気が向いたら水でバシャバシャ洗う程度の洗顔で、化粧水も乳液もナシでひと冬を過ごせました。私はもともと化粧の習慣がありませんので、顔をまるごと放置できるのは実に楽!
 改善した筋肉状態は放っておいても継続しますから、こちらはこのまま忘れてしまって大丈夫。追加の手間は掛かりません。これもありがたい。


 あとひとつ、これは冬とは関係ありませんが、長らく〈ペンだこ〉と思っていた右手中指の出っ張りが、施術で平らに凹みました。
 学生時代にできて以来、全然鉛筆を持っていない時期でも凹みませんでしたから、「これは本当に〈たこ〉なのか?」不思議に思っていましたが、別に困りもしないので放っていました。それがふと気が向いていじってみると、指全体から手首、腕から肩まで波及して、なんだかとっても奥が深い。
 お客さんの〈魚の目〉が、全身への施術で、歩き方が変わっていくのと同時に軽く・柔らかくなっていくのと同様に、〈ペンだこ〉も、単純な〈ペンの支持による機械刺激〉でできているのではなさそうです。こちらはおもしろいので、もう少し継続して施術・観察してみます。

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