白内障の原因は老化だけじゃない
白内障って高齢者がなるもんだと思ってた
「おばあちゃん、白内障だから手術するって」なんて会話を聞いたり、したりしたことがありますか?
私はある。
「まあ、そうだよね〜、歳だもんね〜」なんて会話をしてた。
私、44歳。
持病は橋本病(甲状腺機能低下症発症)と喘息。
それから、ちょっと重めな食物アレルギーもち。
チラーヂン、ザイザル、キプレス、シムビコート、セレスタミン、エピペンが私の常備薬です。
内臓疾患では、10年前に陶器様胆嚢っていうちょっと珍しい病気になって胆嚢は全摘出済みです。
若かりしころ14〜15年間喫煙者(1日10本くらい)でした。
祖母は胃がん、祖父は狭心症、もう一人の祖父はパーキンソン病、父は糖尿病な家系。
小学校低学年の頃、遠視性乱視と診断され高学年になるまでメガネをかけていました。視力には元々左右差があり、左眼の方が若干視力が悪く、乱視もあるので運転免許を取ることをきっかけに時々メガネ生活をしていました。
こんな私が白内障と診断されました。
眼は当たり前に見えているものだった
眼のことって日常で考えたことあります?眼の病気を患わない限り、眼は当たり前のように見えていて、物を見るために眼がどのような働きをしているかなんて考えない日常を送ってきました。もちろん、角膜があって虹彩があって水晶体があって…みたいな知識はあるけどそれ以上のことは考えてこない人生でした。
眼の働き
私たちの眼には黒目(角膜)があって、その中に薄くすけて見える茶色い部分が虹彩。虹彩は光の量を調節する働きをしています。虹彩の後ろに水晶体があり、水晶体は見ようとするものに焦点を合わせる働きをしています。
眼の中には網膜という膜があり、角膜・虹彩・水晶体を通って眼に入った像は網膜に映り、それが視神経から脳に伝わり〝見る〟ことができます。
白内障
「白内障=白濁」?
前項の通り私たちが見ているものは、角膜・水晶体を通った光が網膜に映ったものです。この水晶体が混濁する病気が白内障です。
白内障と聞いたら、肉眼でもわかるほど眼がこのような状態↑になっていると思っていませんか?私は思っていました。「白内障=白濁している(のが分かる)」つまり(自分で見て)白濁していなければ白内障ではないーと。
まず、これが間違いでした。
イラストのように白濁している状態はかなり進行してからの状態です。私の眼はこれほど白濁していませんでした。
だから、自分が白内障と診断されてもピンと来なかった。
白内障の進行速度の話をする前に、白内障の原因の話をしましょう。
原因
白内障は4種類に分類できます。
こちらに詳しく書いてあります↓
【白内障ラボ】とてもわかりやすいのでおすすめのサイトです。
こちらを読むと私のnoteを読む意味があまりなくなってしまいますが……正しい情報は大切なのでぜひ。
私の場合、眼科医からは「橋本病が原因ではないか」と言われています。自分なりに調べてみましたが、橋本病と白内障の関係については皆さんに説明できるほど理解できませんでした。次回、甲状腺の定期検査の時に甲状腺専門医に聞いてみようと思っています。
進行速度
私の視力が落ちていると分かったのは1年前の人間ドックでした。
2023年10月、人間ドックを受けた時にメガネをかけているにも関わらず左の視力が0.4くらいでした。その時の私は「目の見え方なんて日によってちょっと違うし。たまたまかな〜」なんて考えてそのまま放置しました。
あの時、ちゃんと眼科に行って調べ直していたら・・・。
まあ、発見が早くなってもいずれは手術だったのでしょうけど。
2024年1月に遠近両用のメガネを作るべく、眼科に行きました。この時、左の視力は0.2でした。
そして、今回2024年9月の視力が0.15でした。
この進行速度が速いのかどうかは比較がないのでわからないけど、おそらく2023年10月以前から白内障は始まっていたんだと思います。約1年でこの速度で進行していたことを考えると、見えなくなるまでに〝何年も〟は、かからなかっただろうなと想像します。
これを打っている今。手術から約1週間経ちました。
経過は良好です。老眼鏡は必要そうですが、近視用メガネは卒業できそうな気がしています。
次回は手術当日からその後の様子をまとめます。
みんな!!!眼科へ行こう。